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Back To 高知家の◯◯!高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
この情報は2018年6月1日時点の情報となります。
新国立競技場を手掛けた日本を代表する建築家である隈研吾氏が設計した梼原町「雲の上の図書館」に、お笑いコンビ熱燗ドラゴンのおだっちがオープン前日に突撃したぞ!
今回は梼原町からお笑いコンビ熱燗ドラゴンのおだっちが生中継でお届け。
紹介するのは2018年5月26日にオープンしたばかりの「雲の上の図書館」だ!
「梼原町役場から北東約200m、徒歩約3分」と、施設の所在を丁寧に説明してくれるおだっちだが、補足で「ダッシュで29秒くらい」…ってその情報必要!?
ちょいちょい小ネタをぶっ込んでくるおだっち。
この施設、館内は土足厳禁なのだが、それは自宅のリビングのようにくつろいでほしいという思いから。
ちなみに、生中継当日はちょうどオープニングイベントの前日。
そのため、フロアには来賓用の椅子が並べられていた。
「これから椅子取りゲームをするわけではありませんよ」と、ボケてみるがスタジオはややウケ…。
もう一息だ、おだっち!
間髪入れずに「ただいま~」とボケると、ノリよく「おかえり~」と返してくれたのは館長の見目(けんもく)さん。
見目さんのナイスアシストで、スタジオの笑いを誘うことができたおだっち!
掴みはオッケーということで本題に戻ろう。
この図書館を設計したのは、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される新国立競技場の設計を手掛けたことでも有名な日本を代表する建築家である隈研吾氏。
館内は床や天井に至るまで木がふんだんに使われており、木特有のぬくもりと香りの中、リラックスして読書を楽しむことができる。
図書館のコンセプトは「森」。
梼原町は8割が杉やヒノキなどの針葉樹林の森に囲まれており、その森の中で本を読んでいる感覚を味わってほしいという思いで設計されたとのこと。
なるほど、そう言われて見ると確かに天井に張り巡らされた柱と柱の間からのぞく照明の光が、森の木漏れ日のようにも思えてくる。
1階中央には梼原の棚田をモチーフにデザインされたステージ。
ここに腰掛けながら読書を楽しむ利用者の姿が想像できる。
読書会や朗読会などのイベントにも使われるようだ。
ふたりはさらに進んで中二階へ。
この中二階には、下の階を見下ろすことのできる隙間が設けられており、
1階の絵本コーナーにいる子どもを見守ることができるように工夫されている。
子どもの様子を見守りながらこうやって…っと、おだっち。
本当に自宅のようにくつろいでいる!
さらに奥へと進んだ2階にはカウンター机の閲覧コーナーが用意されている。
館内は開放感のある吹き抜けになっていて、2階からは1階の様子を眺めることができる。
ふたりは最上階にあるコミュニケーションラウンジ「 夢見楼」へ。
ここには、思い切りリラックスして座ることのできるソファが用意されており、カップルで利用するのもいいかもしれない。
2階の一般図書のフロアでは、本棚の配置や通路の幅など車椅子の方や子どもでも本が取り出しやすいようにと、随所に配慮の行き届いたこだわりが見受けられる。
そして一般図書の奥には書斎をイメージしてつくられた「ライブラリー」と呼ばれる4つの小部屋が設けられている。
「自宅にいるようにリラックスして過ごす」というコンセプトなのだそうだ。
さらにおだっち、2階から1階へと続く階段の途中で何かを発見。
驚くべきことに、そこにはなんとボルダリングのスペースがあり、子どもから大人まで楽しむことができるのだ!
おだっちも早速挑戦!
…だが、すぐに落ちてしまった。
「やったことないので…」というおだっちにボルダリングの本を渡す見目さん。
ボルダリングのロケもそのうちあるかもしれないので、練習しておいた方がいいぞ、おだっち!
そろそろコーナーも終盤。
おや?なんだか右隅に人影が…。
おかしい。開館は明日のはずなのに…と思ったら、この方。
この図書館を設計した建築家の隈研吾氏だった!!
これには、おだっちも驚きを隠せない。
「梼原は森の町。なので、森の中にいるようにゆっくりとくつろぎながら読書を楽しんでほしい。」
そう語る隈氏。
現在、この図書館には約5万冊の図書が収蔵されており、最大9万冊まで収蔵できるそうなのでこれから徐々に増やしていくとのこと。
図書館としてはあまり例がないという面白いスペースをたくさん盛り込んだこの図書館を、利用者がどんな使い方をするのか、想像が膨らむ。近くに立ち寄った際にはぜひ一度足を運んで頂きたい。
ひょっとしたら、人生を変える素敵な一冊との出逢いが待っているかもしれない。
梼原町 雲の上の図書館
住所:高知県高岡郡梼原町梼原1212-2
TEL:0889-65-1900
開館時間:午前10時~午後9時
休館日:毎週火曜日
資料整理日(毎月最終金曜日)
蔵書点検日(年度末5日間)
※情報提供※ テレビ高知
文/大山 祐司