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高知で繰り広げられる熱い闘いの「カシオワールドオープン ゴルフトーナメント」 と同時開催!12種類の自然体感&スポーツ体験イベントが実施されるぞ!
この情報は2020年12月2日時点の情報となります。
JFLリーグからJ3昇格を目指す「高知ユナイテッドSC」。試合の勝敗だけではなく、クラブの魅力を知ってもらうため、クラブの活動やチームの裏話をお届けする「目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき」を高知家の〇〇で連載しています。取材担当は西村監督の個人マネージャー、通称“Nマネ”です。今週はピッチを離れ、アルバイト先で活躍する選手たちの様子をお伝えします。
今週は選手たちのアルバイト先を訪問しました。
高知ユナイテッドSC(高知U)に所属する多くの選手が生活のために仕事をしていて、選手たちの一日は忙しい。
午前中のチーム練習を終えると、慌ただしくシャワーと昼食を済ませて、午後はアルバイトに出かける。
週末は遠征や試合でつぶれるため、勤務できるのは週3~4日がほとんど。勤務先の理解があっての選手生活なのだ。
それでは早速、普段のユニフォーム姿とは違う彼らの働く姿を覗いてみよう。
【スポーツオーソリティ 高知店】
スポーツオーソリティ高知店(イオンモール高知内)で働く泉光輝選手。
売り場ではサッカー、野球、バスケットボール、ラケットのガット張り担当している。
シューズの接客では、お客様のサイズ、足の幅とアーチの高さも確認し最適なシューズを提案する。同じサイズであっても、メーカーによって幅やサイズ感にはかなり変わるから。
泉選手自身、スポーツオーソリティで働くまで、足に合わないシューズを履いていたのだという。
「学生時代のコーチがスパイクはきつめに履くべきという考え方で、それが正しいと思っていました。ここで働き始めてから、正しいサイズと自分の足の特徴を知り、足に合うシューズを選べるようになりました。」
特に子供向けのシューズは親だけで買いに来ることが少なくない。その際には、なるべく本人の来店と試着を勧めるそうだ。
「知り合いの小学生の息子さんがサッカーのスパイクを購入する際に、海外メーカーのスパイクを希望されましたが、残念ながら本人の足には合いませんでした。そこで別のメーカーのスパイクを勧めると、本人は嫌だと言う(笑)デザインとか有名選手と同じメーカーがいいとかあったと思うのですが、親御さんと一緒に説得して、僕が勧めたスパイクを購入して帰りました。後日、その知り合いから、息子がスパイクの履き心地が良いととても喜んでいると聞かされて、とてもうれしかった。」
出勤したらまずガット張の予約状況を確認する。ガット張りにかかる時間は1本30~40分。
「練習用ラケットで2週間特訓して習得しました。競技の違いだけでなく、フレームの大きさやガットの太さ、張る固さなどお客様のラケットによって様々。一番気を付けないといけないのは目飛ばし。メイン(縦)を先に張ってから、クロス(横)を上下交互に張っていくのですが、上上下下と交互になっていないことを目飛ばしと言います。目飛ばしすると最初からやり直しなので集中して作業します。」
上司の横山さんに泉選手の働きぶりを伺うと、「サッカーに関しては経験者ならではの接客で安心して任せています。自分でやらなきゃと決めたことは責任をもって取り組んでいますね。先日、小学校にサッカーボールを納品した際に泉選手が同行し、子供たちにサッカーのコーチングをして大変喜ばれました。高知Uの選手が一緒に行くことで、子供たちに喜んでもらえることは弊社にとってもプラスなことだと思います。」
【愛幸病院】
愛幸病院(高知市入明町)で働く西村選手は勤続2年目。入院病棟で看護師の補助、清掃、配膳と片付けを担当している。
愛幸病院では4年ほど前から、高知U選手をアルバイトとして受け入れてくれている。
西村選手は、さわやかな笑顔で礼儀正しく、コミュニケーション能力が高いと、病棟での人気者だ。
スポーツ好きの患者さんも多く、テレビのニュースや新聞で高知Uが取り上げられると西村君は出ていないかと探すこともしばしば。高知Uと西村選手の活躍に家族のことのように喜ぶそうだ。中には、新聞の切り抜きを壁に貼ってくれる患者さんも。
看護士の西岡主任と西村選手
職員はスポーツが好きな人が多く、サッカー経験者や子供がサッカークラブに所属している職員からは西村選手に試合のダメ出しがでることもあるのだとか。また最近は、職員の間では筋トレがブームで、仕事の合間に身体のメンテナンス方法や筋トレの話題で盛り上がるっているそうだ。
愛好病院で高知Uの選手が働くのは西村選手で6人目。過去には、仕事ぶりを評価されて、看護師にスカウトされた選手もいたそうです!看護部長の坂本さんによると、「現役のサッカー選手が病棟にいると患者さんは喜ぶし、明るくなります」
【株式会社技研製作所】
株式会社技研製作所(高知市布師田)で働くのは赤星選手と池上選手。総務部のもとで本社と高知第三工場(赤岡)の環境整備を担当している。
仕事の内容は、敷地内の芝刈り、植栽の手入れ、枯葉の除去、窓ふきなど屋外での作業で、会社側の配慮でケガのない作業を任されている。総務部長の川渕さんによると、「他の業務が重なると手が行き届かなかったところが、彼らが来てから安定的に手入れがされ、会社や社員にとって気持ちの良い環境が整えられている」とのこと。
高知第三工場にて、左から赤星選手、吉岡課長、池上選手
彼らの上司の吉岡課長は、「二人ともコミュニケーションがとりやすいです。単純な作業が多いが、嫌な顔をせずに真面目に取り組んでいる。本業であるサッカーで大成してほしいです」と語る。
両選手から前田専務に応援ユニフォームをプレゼント!
初勝利の後、総務部20名近くが参加する祝勝会が社内の多目的ホールで開かれた。
彼らのキャラクターと働きぶり、チームでの活躍がメディアに取り上げられることで、社内での応援の輪が確実に広がっている。
【認定こども園「ひまわり幼稚園」】
学校法人「平成学園」では4年前から幼稚園や学童クラブで多数の高知Uの選手をアルバイトで受け入れている。選手たちは保育補助として、授業の準備、清掃、おやつ作りなどを担当している。
取材で訪れた認定こども園「ひまわり幼稚園」(南国市岡豊町)には、玉川選手、田口選手、平田選手、長尾選手、青木選手の5名が勤務している。
平田選手は学童保育を担当。出勤後、まず取り掛かるのは子供たちのおやつ作り(取材した日はオムライスでした)。おやつ作りを済ますと子供たちの宿題をみる。平田選手は、小学生と接することで自分の勉強にもなると語る。ひまわり幼稚園は教育方針として、立腰教育(「挨拶」「返事」「履物をそろえる」「姿勢を正す(立腰)」「食事のマナーを身につける」)を掲げている。子供たちの手本になるよう何気ない動作にも気を遣うという。
子供たちと外で一緒に遊ぶのは青木選手。『ユナイテッドの先生』は子供たちにとにかく人気だ。特に男の子には憧れの存在で、卒園文集に将来の夢で「ユナイテッドの先生のようになりたい」と書かかれたこともあるそうだ。
長尾選手はスクールバスのお見送り担当をしている。出発前にその日に乗車する園児の名簿を確認し、点呼、ご挨拶して出発。1時間半ほどかけて、園児たちをバス停まで送り届ける。
勤務4年目の玉川選手は年長クラスを担当している。同僚の高知U選手をまとめるリーダー的な存在だ。
年長クラス担任の福島先生に玉川選手についてお話を伺いました。
「玉川先生の仕事ぶりはとても丁寧です。私がお願いしたことで、わからないことはあやふやにせず質問をして、きちんと理解してから作業に入るので、ミスや二度手間になることがほとんどありません。今では多くの作業を玉川先生にお伝えして、玉川先生から他のユナイテッドの先生たちに伝えて頂く流れです。行事の前には楽器のお掃除や衣装の割り振りもお願いしています。ユナイテッドの先生たちは頼れる園の一員です。」
ピッチとは違う姿に選手たちの新たな一面や発見がありました!みなさんありがとうございます。
今回は紹介できませんでしたが、他にはジムのトレーナー、スーパーマーケット、スクールや市内の高校でサッカーのコーチなど様々なアルバイトをしています。見かけたら応援してくださいね。
ではでは、また来週~
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