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いざ仮想現実の世界へ!まるでチームの一員になったかのような没入感「よさこいVR」体験してみた

       

この情報は2020年12月5日時点の情報となります。

世界各地や東京で「ドリーム夜さ来い祭り」を開催している「(財)ドリーム夜さ来い祭りグローバル振興財団が新たな取り組みとしてVR技術を活用した新たな取り組みに挑んでいる。今回は、よさこいのVR体験ができるということで、○○取材班が体験してきたぞ。

よさこい情報交流館

今回やってきたのは、高知市中心部にある「はりまや商店街」の東端にある「よさこい情報交流館」。

VR体験をするのは、保育園の年長のころに一度だけよさこい祭りに参加経験のある○○取材班だ。

よさこい情報交流館

ワクワクしながらレッツゴー!

まずは、簡単によさこい情報交流館を紹介するぞ。

よさこい情報交流館は、昭和29年に始まった「よさこい祭り」の歴史や魅力を伝え、体験できるスポットとして平成25年4月にオープンした施設だ。

よさこい情報交流館

よさこいの歴史を知ることができるように、よさこい年表や演舞場マップ、高知県ゆかりのスターの写真やコメントが展示されているフロア。

よさこい情報交流館

昭和29年から毎年作成されている歴代のポスターがずらり。それぞれの時代が反映されたビジュアルに、よさこいのこれまでの歩みを感じることができる。

よさこい情報交流館

各チームの色鮮やかで、個性豊かな衣装も飾られている。

よさこい情報交流館について、より詳しく知りたい方はこちら ⇒ 熱い夏をもう一度…よさこいエキスパートに教わる「高知よさこい情報交流館」の楽しみ方

 

2日間限定で開催された、よさこいVR体験

11月某日、2日間限定でこちらでVR体験ができるということで、○○取材班もさっそく体験。

今回VRとして使用される映像は、11月7日~8日にお台場・丸の内で開催された「第19回ドリーム夜さ来い祭り」の様子を撮影したものだ。

VR初体験ということでドキドキの取材班。緊張しつつもVR機器を装着。

よさこいVR体験

それでは、よさこい動画スタート!

周囲には、よさこいの曲が漏れて聞こえてくる程度。

当の取材班は、「えーー!すごい!すぐ目の前で踊ってるみたいです。」と、いきなりテンションハイに。

少しでも読者に伝わるように、取材班が見ている同じ映像をモニターに映していただいた。

よさこい情報交流館

VR機器を装着していると、この映像が3D映像として目に飛び込んできて、耳元からよさこいの音響が聞こえてくる。まるで、よさこい祭りの会場にいるような迫力だという。

よさこいVR体験

触れるんじゃないかという感覚に陥って、思わず手を伸ばす。

今回のVR企画に賛同し、よさこい演舞の動画撮影からVRで体験できる設備や技術面において携った高知工科大学情報学群 教授 繁桝 博昭(しげます ひろあき)さんだ。

繁桝さん:撮影には、こちらの360度カメラを使用したことで、観客席を超えて、踊っているチームの中心に立ってよさこいを見る感覚を味わえるものとなっております。

ならばと…

キョロキョロ!

よさこいVR体験

くるくる回転しながらどこを見ても間近に踊り子がいて、自らが中心に立っていることを実感!

よさこいVR体験

ちょっと上を見上げれば青空もこのとおり。

繁桝さん:まだまだ第一歩なので、進化が必要です。今後は、360度の回転映像だけではなく、VR体験者の移動にあわせて前後左右移動を可能にしてみたり、複数人で離れていながらにして、VRチャットのように身近に体感してもらえるようことができたらいいなと考えてます。

VR体験

「第19回ドリーム夜さ来い祭り」フィナーレは、臨場感あふれるよさこい踊りと共に盛大に打ち上げられた花火のダブル演出に、段々と心が躍りだした取材班。

「鳴子ありませんか。」と注文。

鳴子をお借りし…

よさこいVR体験

よさこいVR体験

関係者が見つめるなか、VRの世界に入りこみ、チームの一員となって踊ってしまうほど楽しんでしまった。

糸川さん ドリーム夜さ来い

発起人である一般財団法人ドリーム夜さ来い祭りグローバル振興財団 事務局長専務理事の糸川 研也さんにお話を伺った。

-どういった思いでこの取り組みを始めたんですか?

糸川さん:コロナ渦以前からドリーム夜さ来いは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みに賛同するなか、祭りの在り方を再定義する必要があるのではないかと考えてました。よさこい祭りへ、身障者の方、入院中の方、施設のおじいちゃん、おばあちゃんなど、どなたでも、そしてどこからでも参加できる祭りを目指したいと。思考錯誤するなかでVR体験に行き着きました。

-テレビで見ることもできますが、臨場感が違いますね。

糸川さん:そうなんですよ。今後VR技術が広がれば、健康な方でも長時間屋外で見ることが難しいというの利用もあると思います。VR桟敷席やVR地方車なんかも面白いかもしれないですね。

-今後のビジョンを教えてください。

糸川さん:新たなプラットフォームを構築していきたいと考えてます。また、来年8月に開催される高知のよさこい祭りには、小さな一歩でもいいのでVRを取り入れたものが何かできればと思ってます。高知のよさこい祭りから初めて、東京で開催される「ドリーム夜さ来い祭り」へ。そして、各地のイベントでも取り入れてもらえたら嬉しいです。

 

今年8月のよさこい祭りは、新型コロナウィルス感染症のため中止となった。来年に意気込む踊り子の皆さん演舞とともに、VRという新たな世界観のよさこい祭りが見れることが今から待ち遠しい。

 

施設情報

高知よさこい情報交流館
営業時間:午前10時~午後6時30分
休館日:水曜日、12月29日から1月1日
入 館 料:無料
http://www.honke-yosakoi.jp