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目指せJ3！高知ユナイテッドも大家族やき「目指せなでしこジャパン！高知ユナイテッドSCレディース」

目指せJ3！高知ユナイテッドも大家族やき「目指せなでしこジャパン！高知ユナイテッドSCレディース」

この情報は2020年10月28日時点の情報となります。

JFLリーグからJ3昇格を目指す「高知ユナイテッドSC」。試合の勝敗だけではなく、クラブの魅力を知ってもらうため、クラブの活動やチームの裏話をお届けする「目指せJ3！高知ユナイテッドも大家族やき」を高知家の〇〇で連載しています。取材担当は西村監督の個人マネージャー、通称“Nマネ”です。今週は、高知ユナイテッドSCレディースの紹介です。

高知ユナイテッドSCレディース（高知Uレディース）は中学生から社会人までを対象にした女性チームで、現在在籍しているのは中学生7名高校生5名の12名。

週5回、市内の練習場で活動をしています。

高知Uレディースを率いる常名秀則コーチは今年の夏から指導開始。常名コーチは中学卒業後8年間ブラジルでサッカー留学をし、当時のチームメイトにはあのキング・カズこと三浦知良選手がいたそうです。（キング・カズを”あいつ“と呼べる男）常名コーチにお話を聞くため、平日夜に高知Uレディースの練習場にお邪魔しました。この日練習に来た選手は9名。選手たちは学校の部活動、習い事や塾との掛け持ちで全員揃うのは週１回ぐらいだそう。決まった練習場がないため曜日ごとに練習場は変わり、送迎する保護者の方々は練習を見学しながら待っていました。選手たちは中学1年から高校3年生まで年齢にばらつきはありますが、和気あいあいとした雰囲気で練習が始まります。練習前のウォーミングアップは、常名コーチ直伝本場仕込みの「ブラジル体操」。元気な掛け声が練習場に響いていました。

常名コーチ直伝「ブラジル体操」

では早速、常名コーチにいろいろ聞いてみましょう。

―チームの第一印象を教えてください。

「想像していたよりずっとサッカーが上手くて驚きました。純粋に上手くなりたいという気持ちが強く素直な子たちばかりです。ちょっとした疑問をどんどんぶつけてきてくれて、僕が説明すると、それをやろうとしてくれます。」

―常名コーチは女子を指導するのは初めてですが、男子と違う点はありますか？

「男子も女子も関係ないですね。サッカーにはベストはあるけど正解はないと考えています。選手の考えを聞いて、論理的に説明してベストを伝えるようにしています。また、サッカー選手以前に一人の人間として成長してほしいですね。挨拶や言葉遣いなど礼儀も厳しく指導しています。今までサッカー指導をしてきて中にはJリーガーになった選手もいます。サッカー選手は選手生活が短いので、セカンドキャリアを考えたとき、人間性の部分で周りの人達に評価されるような選手になってほしいと心掛けています。」

―普段の練習について教えてください。

「主に平日夜、市内の練習場で練習しています。雨が降っても室内練習場で練習するので休みになることは少ないです。月に2度は高知UアカデミーU13や県内の高校と練習試合をしています。決まった練習場がない中、送迎と選手の頑張りを支える保護者との連携はかかせません。」

―現在の在籍選手は12名。ぎりぎりの人数ですが、専門のGKはいますか？

「GKは身長関係なく全員がローテーションで回しています。チーム内では、GKもフィールドプレーヤーの一員として考え試合に参加させています。GKだから必ずシュートを止めろとは言いません。実際GKの練習はしませんし、それよりもシュートを打たせないプレーを意識して練習しています。」

―他のポジションは決まっていますか？

「GKに限らず、選手たちにはいろんなポジションをやらせています。育成年代なので「このポジション」と決めつけず、練習や練習試合で経験を積ませて、実際の試合でどのポジションが合うのか考え試しています。」

―高知Uレディースは、11月末から始まる高知県リーグ４チーム（高校２チーム、クラブチーム２チーム）で戦います。参加チームには社会人チームもあり体格差は否めません。どのように戦うのでしょうか？

「たしかに中学に入ったばかりの選手と大人では体格差はありますが、相手が大人だったら、ぶつかる前にボールを捌けばいいというのも一つの戦法です。つまり1対1で勝負してドリブルで抜くのではなく、ぶつかる前にパスをしてグループで戦えば勝機はあると思います。パスやドリブルの基礎は出来ていますし、普段の練習試合では高校生相手に戦っていますから、自信をもって試合に臨んでほしいです。」