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Back To 高知家の◯◯!「道の駅 布施ヶ坂」のちょっと変わった地場産品と天狗が待ち受ける100メートル級!ローラー滑り台
この情報は2018年4月10日時点の情報となります。
グルメなお店が集まる神戸市の三宮エリアに姉妹店含め5店舗展開している居酒屋「土佐清水ワールド」。なぜ神戸の繁華街に高知、しかも土佐清水市の名前を冠したお店が多く出店しているのか。その秘密を探るべくキーマンに話を伺った。
異人館やおしゃれなベイエリアが人気の観光都市・神戸。飲食店が多く集まる三宮エリアで、ここ3年ほどググっと存在感を増してきたお店が「土佐清水ワールド」である。
姉妹店の「幡多(はた)バル」も含めると、三宮エリアに5店舗も進出するなどその勢いは止まるところを知らない。
人気の秘訣を探るべく訪れたのは、神戸市中央区にある「土佐清水ワールド 生けすセンター」。阪急神戸線神戸三宮駅のすぐ北側でアクセスの良いお店だ。
まず目に入るのが土佐清水市の特産品「宗田節」をはじめとする高知の産品。飲食帰りにお土産として購入する方が多いそうだが、今では商品だけを買いに来る方も増えてきているという。
中に入ると中央には大きな生けす。
火曜日と金曜日は地元のブランド魚「清水さばの日」となっていて、土佐清水市から活魚車で7時間かけて生きたままの清水さばが入荷するのだ。
訪問したのはちょうど火曜日の夕方。到着したばかりの活きのいい清水さばが生けすの中を元気に泳ぎ回っていた。
壁面には土佐清水市の生産者さんの写真や観光ポスターなどが飾られ、お店と土佐清水市との関わりの深さをうかがわせる。
お話を伺ったのは「土佐清水ワールド」を展開する株式会社ワールド・ワンのグループ会社、株式会社郷土活性化組合の竹田真さん。
高知県土佐清水市出身でもともとは地元の商工会議所に勤務していた竹田さん。
ワールド・ワンとの出会いは2012年。最初はワールド・ワンが展開する別の店舗で土佐清水フェアを実施することから関係が始まったそうだが、好評だったことから「土佐清水ワールド」をオープンするという話に。
その立ち上げに際して竹田さんは地域商社を起業。グループ会社の役員にも就任し、自らが土佐清水とお店をつなぐ橋渡しとなって日々奔走しているのだ。
お店のオープンに先立って、土佐清水市とワールド・ワンは2015年に連携協定を締結。店頭には「土佐清水市連携協定店」の文字が。
そして、2015年6月に「土佐清水ワールド」1号店を神戸・三宮にオープン。初日はなんと6時間待ちという盛況ぶりだったそうだ。
人気を受けて急遽3か月後には2号店、翌年にはこの「いけすセンター」をオープンするなど、順調に店舗を拡大。
昨年は東京進出を果たし、土佐清水鰹節水産加工業協同組合とも連携協定を締結。
さらには、高知県幡多地域(土佐清水市、大月町、黒潮町、四万十市、宿毛市、三原村)の6市町村との連携協定店である姉妹店「土佐清水ワールド 幡多バル」を神戸、新宿、高知に出店するなどその勢いは止まらない。
「『幡多バル』ができて食材のバリエーションが増えましたし、宗田節の組合とも協定を結んだことで削りたての宗田節をお客様に食べていただけるので嬉しいです。」と話す竹田さん。
自治体との連携協定により、お店としては産地直送の食材を地元の食べ方で提供できるようになり、地域にとっても販路が拡大することで新たな雇用が生まれるなど、双方にとってメリットが生まれたという。
また、「地域の風土や現地の雰囲気を体感してお客様に伝える」ため、定期的に土佐清水で社員研修を行っているそうだ。
最後に、自慢の「清水さばの刺身」をいただいた。
現地から届いたばかりの新鮮な「清水さばの刺身」はぷりっぷり!人気が出るのもうなずける。
少しずつリピーターのお客様が増えてきているそうで、高知出身の方が新たなお客様を連れて来店することも多いそうだ。やはり高知出身者の「高知愛」は深い!
「今後は、お店で移住相談会などもやってみたいですね。」と笑顔の竹田さん。
土佐清水と神戸、そして全国をつなぐ快進撃はまだまだ続きそうだ。
土佐清水ワールド 生けすセンター
住所:神戸市中央区北長狭通1-2-11
TEL:078-321-1034
定休日:年中無休