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【高知家の新家族紹介】自転車と地元が好き!父の背中を追いかけて独立開業 森嘉太郎さん

この情報は2020年10月24日時点の情報となります。

高知家の家族をご紹介!人のあたたかさや、大自然が自慢の高知県。そこで暮らす人たちにフォーカスをあて、日々の生活や仕事について魅力を探る。

愛知から高知へUターンして、10年目。
地元土佐清水市で自転車屋を営む父の背中を見て育った森 嘉太郎(もり かたろう)さんが、四万十市で自転車屋を開業するまで。家族のように温かい、商店街の方々の後押しが大きく影響していた。

 

独立開業へ繋がる大きな決断!


(写真:森さんの実家・自転車屋 「森自転車 土佐清水店」)

高知県の西南端、土佐清水市で育った森さんは大学進学後、愛知県でカーエアコンの設計や開発試験を行う会社に就職。高知を離れ、県外での社会人生活は順調だった。

しかし、会社員という働き方に少し違和感を持つように。それは自転車屋を営む父の姿を幼い頃から見ていた影響だろう。日々の生活を送る中で、「実家に帰り、跡を継ぎたい!」そんな思いが日に日に強まっていった。

地元を離れて約8年経ったころ、「これからは高知で暮らす!」という大きな決断をした。

 

はじまりはチャレンジショップ

いざ地元へ帰ると、思い描いていた生活とのギャップがあった。

実家の自転車屋は主にママチャリの販売・出張修理。坂の多い土佐清水市は、あまり自転車に向いた土地ではないこともあり、仕事がそれほどある訳ではなかったのだ。

これからどうしようかと悩んでいた矢先、お客さんである四万十市の布団屋「寝装の太田」を営む大田さんから、チャレンジショップの存在を教えてもらった。

「寝装の太田」についてはこちらもチェック⇒四万十の寝具店が半世紀も地元で愛されるワケ

※チャレンジショップとは、将来の開業を目指し、本格的な開業の前に一定期間お試し開業ができる施設。
各種支援制度や、商工会/商工会議所からのサポートも充実している。高知県内10ヶ所の商店街で、チャレンジショップを展開中。

たくさんの不安を抱えながらも、現状のままではダメだとチャレンジショップに挑戦することに。2012年9月から2013年9月の一年間、四万十市の天神橋商店街の一角にあるチャレンジショップに出店した。

その後、その商店街に「森自転車(四万十店)」として独立開業を果たしたのだ。いろんな苦難を乗り越え、独立開業を果たせたのは、チャレンジショップへの出店が大きかったという。

独立開業する際には、商店街の方々が店舗をわざわざ探してきてくれた。今のお店をスタートできたのは、仲間意識の強い商店街の方々の協力があってのことだ。

 

これからの高知での暮らし


(写真:森さんが独立開業した自転車屋 「森自転車 四万十店」)

ゆくゆくは高知市に自転車屋を出店したいと、森さんはこっそり教えてくれた。最終的には土佐清水市に戻り、実家のお店を継ぎたいという思いがあるそうだ。

父親の背中を追いかけて、自転車屋を独立開業した森さん。いつかは父親を超えるんだ!という熱い思いが感じられる。

 

生まれ育った土佐清水市の魅力


(写真:森さん自慢の愛車)

森さん:地元である土佐清水市は魚が最高においしい。カマス5匹で130円!最近はこれを干物にして楽しんでいます。他にも清水さば(ゴマサバ)もおいしいですよ。

昨年4月には「スノーピーク土佐清水キャンプフィールド」がオープン。海に隣接したキャンプ場では絶景が眺められる。安くておいしい食材があって、自然を楽しめる土佐清水市は最高だ!と魅力を語ってくれた。

休日には自慢の愛車で、お客さんとサイクリングを楽しんでいるという。自転車と地元への愛は人一倍強いようだ。

土佐清水市関連記事はこちら⇒土佐清水市の記事まとめ

 

森 嘉太郎さんからのメッセージ

「高知県は、ひとつの大家族やき」のフレーズにあるように、人とのつながりを大切する方が高知には多いです。家族のように接してくれる県民性なので、自分から積極的に溶け込むことが大切ですよ。

 

施設情報

森自転車
・四万十店
住所:高知県四万十市天神橋40
電話:0880-34-9968

・土佐清水店
住所:高知県土佐清水市寿町2-1
電話:0880-82-0068

情報提供

文/さたけゆうや