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【高知グルメ】土佐ジローを使った旨みたっぷり中華そば「中々。」ほっとこうちおすすめ情報
この情報は2020年8月16日時点の情報となります。
読者の皆様、いつも「高知家の〇〇」をご愛読いただき感謝申し上げます。高知家の〇〇編集部です。
このたび、立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スィーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす食べ歩きスト・マッキー牧元さんが寄稿してくださっている「高知満腹日記」が、連載100回を迎えました。
100回記念として、高知の旨い店旨いもの、生産者さんを西から東まで訪ね歩いたマッキー牧元さんが、高知家の皆さんに感謝の気持ちとともに贈る、まったく新しいカツオ料理レシピを4週にわたってご紹介します。
先週のイタリア風レシピに続く2品目は「上海風カツオの刺身 海と森の高知家」。マッキーさんがどんなレシピを繰り出してくるのか、是非ご覧ください!
いかがでしたか? 前回のカツオのカルパッチョイタリア風。
もしも食べられたなら、カツオとマンゴーの意外な関係に驚くでしょう。
イタリア風カツオのカルパッチョ、アボカドとマンゴーとの出会い高知家の記事はコチラ
さて今回は中国に飛んでみましょう。
もともと中国では、魚を生で食べるという習慣はありません。
でも最近では、日本料理や寿司屋の人気の高まりとともに、生食も増えているようです。
そこで中国風の香りでカツオをマリネして、香味野菜をたっぷり添えました。
題して、「上海風カツオの刺身 海と森の高知家」です。
カツオが中国に旅して、さらに勇壮になったそんな気分が味わえるのが、このレシピです。
カツオに染み込んだ醤油や酒、香辛料の香りが、気分を悠久な時へと誘う。
さらにそれだけではなく、様々な香味野菜の爽やかな香りが吹き抜けていく。
それこそが懐深き3千年以上の歴史を持つ、中国料理の魔力であろうと勝手に思うわけであります。
それでは早速作り方を説明しましょう。
1. カツオは柵のままで軽く血合いをとってキビ糖(グラニュー糖)を軽く全体に振って20分程休ませて脱水.
2. 20分後、水分が出てきたら拭き取って軽く塩を振って10分程おく。
3. その間に、中国風漬け汁を用意。分配は、醤油1: 老酒1:水1:砂糖0.6を混ぜ、鷹の爪2本、つぶしたニンニク1かけ、つぶした生姜1かけ、山椒5粒を入れ、鍋で沸かして冷めたら和芥子を大さじ二杯入れる。
4.2の漬け汁へ、皮目を焼いたカツオを20分漬ける。
5. その間に、香味野菜を細かく切る。大葉、茗荷、香菜、万能ネギ。生姜は少量。
6. 浸けたカツオを切る。香味野菜をのせ、時には巻いて食べたいため、面を広く、薄めに切る。
7. 傍に香味野菜をこんもりと盛り上げるように盛り、かたわらに刺身を盛る。
8. 漬け汁を、回しかけたら「上海風カツオの刺身 海と森の高知家」の出来上がり。
どうです。カツオの赤と香味野菜の緑が対をなして、美しいじゃないですか。
食べるときは、カツオを漬け汁にもう一度くぐらせてから、香味野菜をたっぷりのせて食べてください。
香味野菜を巻いて食べてもいい。
するとどうでしょう。
「血潮ぜよ!」 と叫んでいるようなカツオの鉄分の香りと、香味野菜の爽やかな香りが見事に抱き合って、鼻に抜けていきます。
実に痛快!
目をつぶれば、海からジャンプしたカツオが、晴れ渡った空を泳ぎながら、森へ向かって悠々と泳いでいくような光景が、浮かんでくるでしょう。
これは酒が進みますぞ。
ぜひ作ってみてください!
次回は「カツオのカリカリパスタ高知家」です。お楽しみに!
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