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この情報は2020年6月1日時点の情報となります。
高知県民の憩いの場「ひろめ市場」が6月1日に営業を再開する。4月10日からの休館を経て、満を持しての営業再開だ。
「ひろめ市場」と言えば、高知の「食」を中心に65店舗が集まった施設。高知県民はもちろん、県外からの観光客も数多く訪れる、県内随一の人気スポットだ。
そんなひろめ市場が臨時休館となったのが、4月10日のこと。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、5月31日までの休館を決めた。1998年のオープン以来、これほど長期に渡っての休館は初めてのことだ。
今回、営業再開に向けて準備が進むひろめ市場に潜入した。
ひろめ市場について、もっと知りたい方はこちら!⇒「ひろめ市場」関連記事一覧
営業再開に向けて着々と準備が進む館内を、事務局の松岡さんに案内してもらった。
取材時、営業再開に向けて様々な感染症対策がなされている最中だった。一部を挙げると、入館時の手指アルコール消毒、施設の常時換気、テーブル席の定員数削減、離席時のマスク着用のお願いなど。他施設の取り組みを参考にしながら、ひろめ市場に必要なありとあらゆる対策をすすめているという。
開館時間も、1日あたり2〜3時間の時短営業を当面の間維持するという(曜日により営業時間は異なる)。
松岡さん:お客様から、対策に関する問い合わせをいただいています。営業再開後も、しばらくの間は試行錯誤を続けながらの営業になりそうですが、お客様と店舗スタッフの安全を第一に、できうる対策に全力で取り組んでいきます。
今回、営業準備をすすめる出店者の方にもお話を伺うことができた。
「鯛めし 森光」は、ひろめ市場が開館した当初から出店しているお店。魚の仲買人だったということもあり、須崎市野見湾で育てられた新鮮な鯛がイチオシだ。
中でも看板商品である「鯛めし」はファンも多く、飲んだあとの締めにも喜ばれる逸品。こちらはテイクアウトも可能なので、サッとお持ち帰りしたいという方にもおすすめだ。
森光さん:漁師さんたちに、この間売り先が無く困っているという話を聞いたので、カンパチを使ったメニューも新しく増やしていこうかと考えています。これからも地元のものを使った料理を提供して、地産地消の店として営業していきたいですね。
「明神丸」で使われている鰹は、黒潮町 土佐佐賀漁協に所属する船「明神丸」で一本釣りされた「戻り鰹」のみ。その鰹を、漁師さんだからこそ知るこだわりの食べ方で提供しています。
藤本さん:明神丸では、注文が入ってからお客様の目の前で藁で焼く、焼き立ての「藁焼きたたき」を提供しています。営業を通して、ひろめ市場を元気にしたいです。
ひろめ市場に藁焼きの豪快な炎が戻ってくる。この日を待ちわびていた人も多いだろう。
「マンテンノホシ」の看板商品は、粉末にしたほうじ茶をたっぷりまぶした「ほうじ茶大福」。茶どころである津野町のお茶をはじめ、「つのやま牛」などが楽しめるお店だ。
坂東さん:お茶農家さんからは、今年も例年通り美味しい新茶が採れたと聞いています。津野町の美味しいお茶を楽しんでくださいね。
暑くなってきたこれからの季節には「ほうじ茶ソフトクリーム」がおすすめ(テイクアウト可)。そのほかにも、ラインナップ豊富なお茶スイーツは、どれも一度食べるとクセになること間違いなしだ。
今回取材させていただいたどの店舗も、営業再開に向けて安全面への対策や、新しいテイクアウトサービスを検討するなど前向きに取り組んでいる様子だった。
相席で、ワイワイと「ひろめ市場」を楽しむのはもうしばらくお預け。NO返杯、席の間隔を充分とって、ひろめ市場のグルメを満喫しよう。
ひろめ市場
営業時間【当面の間】
月〜土:10:00〜22:00
日:9:00〜22:00
住所:高知県高知市追手筋2丁目5-11
文/長野春子