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この情報は2018年1月30日時点の情報となります。
高知家の家族紹介シリーズ第8弾。これまでは高知県内の「家族」を紹介してきたが、今回は「大阪で高知のえいもんを応援する家族」ということで初めて県外にお住まいの方を突撃することに。訪ねたのは大阪・堺市にあるおしゃれなお店。果たしてどんな話が聞けるのか…。
「高知家の○○家族」初の県外訪問!ということでお邪魔したのは、大阪市の南隣に位置する堺市にある「トラとウサギの茶飯事(ちゃめしごと)」という少し変わった名前のお店。
最寄りの南海高野線堺東駅から徒歩15分ほど。倉庫を改装したというオシャレな外観。
店内に入ると右手には米袋…、ここ実はお米屋さんなのだ。
お話を伺ったのはこのお店をご夫婦で営む城(しろ)敏之さん、直子さん。この一風変わった店名の由来は、お二人の干支から名付けたとのことだ。
もともと高知出身の直子さんのご実家がお米屋さんで、13年ほど実家のお店を手伝っていたそうだが、2015年に敏之さんの故郷である堺市に戻ってお米屋さんを開業し、今年3年目を迎える。
店内には高知産のお米はもちろん、「五ツ星お米マイスター」の資格を持つご夫婦が選りすぐった全国のお米がズラリ。
玄米をその場で精米して1キロ単位で量り売りしてくれるのがうれしい。
そして店内に所狭しと並べられたオリジナル商品や高知の産品の数々。
「高知の産品を大阪で販売したかったんです。」という気持ちがあふれ出た品揃えはさながら高知のプチアンテナショップといったところだ。
お米を買いに来たお客さんがついでに高知の産品を買っていくことも多いそう。
中でも冷凍の「カツオのタタキ」はよく売れるのだとか。
お店の2階はフリースペースになっていて、時々イベントや教室を開いたりしているとのこと。
また毎月13日は「土佐(13=とさ)の日」ということで、野菜など普段扱っていない高知食材も販売し、お客さんにも好評なのだとか。
「いずれは土佐の日に高知から生産者の方に来てもらって販売してもらい、生産者の方のリアルな声を届けたいです。」
お二人の思いはどんどん広がっていく。
そもそも敏之さんの故郷とはいえ、大阪で店を開いたきっかけを伺うと、「米屋として全国のお米を広めたかったのと、高知の食材を広めたかったこと、そしてお世話になった高知への恩返しです。」との答えが。
「高知の食材は本当に素材がいいし、何よりも作っている人がいい。そんな信頼できるいい人たちが作っている食材だから間違いない。」
高知では農産物の検査官もされていた敏之さん、県内の産地を実際に見て回った経験ならではの話には説得力がある。
お店を始めたころは「お店のつくり(外観)がお米屋さんっぽくないので、最初はお米を買いに来るお客さんが少なかった」こともあったそうだが、今ではこのお店で買った高知のお米を食べたことがきっかけで、高知での就農を目指す人が出てくるほどなのだとか。