三山ひろし, 観光
【三山ひろしのさんさん歩】四万十市にある世界初のトンボ保護区で奇跡の一枚!「トンボ王国」で出会った小学生写真家の大きな野望とは?
この情報は2026年1月28日時点の情報となります。

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高知県を流れる「日本最後の清流」四万十川。
沈下橋やカヌー、ラフティングなど、川の美しさを楽しむ方法はいくつもありますが、その流れや空気を最も近い距離で感じられるのが屋形船です。
季節を問わず、水面すれすれの視線から眺める四万十川の景色は、堤防や橋の上から見る風景とはまったく異なります。
手が届きそうなほど近くに感じる清流、そして沈下橋を真下からくぐり抜ける、川の中にいるからこそ味わえる迫力。
今回は、四万十川の魅力をゆったりと体感できる屋形船「四万十の碧(あお)」の旅をご紹介します。

四万十市中村から車で20分ほど。四万十市三里にあるのが「屋形船 四万十の碧」。
かつては川沿いに多くの屋形船が並んでいましたが、その数は次第に減っていき、「屋形船 四万十の碧」は現在も変わらず営業を続けている数少ない存在です。
定期船としての運航はもちろん、プライベートな時間を楽しめる貸切船も用意されており、旅のスタイルや人数に合わせた選択ができます。
定期船の遊覧時間は約50分間。船はゆっくりと下流に向かって進み、四万十のシンボルを次々と巡っていく、まさに「水の上の散歩道」とも呼べるコースです。

この旅のハイライトは、なんといっても沈下橋をくぐり抜ける瞬間です。
増水時には橋が壊れないように川に沈むように設計された「欄干のない橋」は四万十川のシンボルですが、その真下を通れるのは屋形船ならではの体験。
普段は上を歩く橋を、水面ギリギリの低い視点から見上げるのは想像以上の大迫力です。
橋脚のゴツゴツとした質感や、手が届きそうなほどの距離感には思わずワクワクしてしまいます。
橋の影に入った時のひんやりした空気感や、通り抜けた瞬間にパッと広がる開放感あふれる景色は、最高のフォトスポットですよ!

またもう一つの見所ががコース中盤、佐田沈下橋の手前200メートルから300メートル付近の折り返し地点です。
このUターンの瞬間こそが、実は隠れた絶景ポイント。
船が岸に近づくにつれて水深が浅くなり、川底の砂利や揺れる水草が驚くほど鮮明に浮かび上がります。
まさに「手が届きそうな水面」を実感できる瞬間です。

また、時期によっては水面をバシャバシャと威勢よく跳ねる「天然アユ」の群れに出会えることがあります。
特にアユが豊富な年には、銀色の魚体が光を反射して舞う、生命力あふれる光景を楽しむことができます。
四万十の碧では、景色だけでなく「食」の楽しみも充実しています。
前日までに予約をすれば、川のせせらぎをBGMに、地元の食材をふんだんに取り入れた料理を船内で堪能できます。

※写真提供: 屋形船 四万十の碧
貸切船ではさらに豪華なコース料理を楽しむこともでき、特別な日の思い出作りにも最適です。

※写真提供: 屋形船 四万十の碧
現在は最大定員を抑えて運航しているため、船内はゆとりがあり、隣を気にせずゆったりとお弁当を広げられる環境が整っているのも嬉しいポイントです。
観光のピークは夏ですが、日々川と共に生きる船頭さんが教えてくれた「一番きれいな時期」は、実は冬にあります。
空気が澄み渡る寒い時期が最も美しく、夏の新緑とはまた違う、底まで透き通るような清流本来の姿を見ることができるのです。

また、四万十川は増水しても水の引きが早く、すぐに透明度が戻るという特徴があります。
水位が落ち着き、川の汚れがすっかり流し去られた直後の晴天こそ、最も美しい川面に出会える絶好のタイミングです。
ただし、晴れていても上流の雨の影響で翌日に水嵩が増し、橋をくぐれなくなることもあるため、事前の確認を忘れないようにしましょう。
Q:雨の日でも乗船することはできますか?
船には屋根があるため雨天でも運航しています。ただし、強風の場合や、増水によって沈下橋を安全にくぐれなくなる基準水位に達した場合には、やむを得ず欠航となることがあります。
Q:安全面はどうなっていますか?
船を操縦する船頭は、旅客を乗せるための国家資格を取得しており、熟練の技術で安全な航行に努めています。また、万が一に備えて乗船人数に応じた保険にも加入しているということです。
Q:予約なしでも乗ることは可能ですか?
定期船に空きがあれば当日の乗船も可能ですが、お食事の手配や貸切船の利用、また団体のお客様と重なる場合などを考慮し、事前にお電話等で空き状況を確認・予約しておくことをおすすめします。
住所: 高知県四万十市三里1446
電話: 0880-38-2000
時刻表: 最新の定期便時刻表は公式HPにあり
HP: https://www.shimanto-ao.com