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横領したら切腹!江戸時代からの土佐・四国の地域通貨のあれこれ「高知城歴史博物館企画展」8月31日まで

この情報は2025年8月23日時点の情報となります。

8月31日まで開催!「お金がないから藩札・私札 -土佐と四国の地域通貨」

今回やってきたのは、高知市中心部にある「高知城歴史博物館」。

こちらの施設は、国宝などの重要文化財を含め、約6万7千点におよぶ土佐藩主山内家伝来の歴史資料や美術工芸品などを収蔵・展示している博物館だ。

8月31日まで、「お金がないから藩札・私札 -土佐と四国の地域通貨-」という企画展が行われている。

「円」が誕生する以前、高知ではどのようなお金が流通し、変遷していったのかを知ることのできる興味深い展示となっている。

 

高知独自の地域通貨って?鰹やクジラが描かれるご当地紙幣

日本での紙幣のルーツは江戸時代。当初は公式なお金は三貨(金貨、銀貨、銭貨)であったが、地域通貨として藩が発行する「藩札」や、商人・寺などが発行する「私札」という紙幣が流通していた。

こちらは慶応2年に発行された土佐藩の「藩札」。

土佐藩の公用紙である桃色紙が使われていて、よーく見ると原紙には「土左」の透かしが施されている。

こうした「藩札」は自然災害の復興や海岸警備など、藩の財政難を解消するために発行されていたと考えられている。

デザインはピンク色の和紙に透かしなど、細部にまでこだわり、発行されたもの。

坂本龍馬の本家・才谷屋が発行した「私札」も発見!

こちらは明治3年に発行された、高知らしさを感じるクジラと鰹が描かれた「藩札」。

鰹札は、大きい鰹と小さい鰹で金額を表しているのだそう。

左から200文、100文、50文、12文。鰹を見つけられたかな?

 

横領したら切腹!?銀行員たちの覚悟がすごい

現在では、銀行券や貨幣を発行しているのは日本銀行のみだが、日本銀行ができる前は各地に設置された国立銀行が発行できていた。

高知県内にも明治10年に最初の国立銀行が誕生し、3つの国立銀行があった。

その後、合併などを経て大正12年に誕生したのが現在の四国銀行だ。

そんな四国銀行の源流となる第三十七国立銀行の「血判誓約書」が、ネットを中心に話題になっていたことはご存知だろうか。

その原本がこちら。

実は、こちらの血判誓約書は「銀行のお金を盗むなどしたものは、弁償してさらに自害する」と全従業員が誓ったもの。

第三十七国立銀行は土佐藩の上級武士らが設立した銀行だけに、土佐の武士気質が反映された極めて厳しい服務規程だ。

 

オリジナルの「藩札」作り体験も!

展示を見終わった後は、体験コーナーでオリジナルの「藩札」づくり。

スタンプを複数の中から選んで組みあわせ、

発行元を記載して完成!

江戸時代から現在までのお金の歴史を紐解き、ロマンにも触れられる企画展「お金がないから藩札・私札 -土佐と四国の地域通貨-」。

普段使っているお金が、より一層大切に感じられる企画展だ。

 

高知城歴史博物館

住所:高知市追手筋2丁目7-5
開館時間:午前9時〜午後6時(日曜日は午前8時~午後6時)
TEL:088-871-1600
https://www.kochi-johaku.jp/

 

文/長野春子

 

 

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