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【三山ひろしのさんさん歩】亀泉CEL-24で日本酒界のトレンドを牽引!「亀泉酒造株式会社」

この情報は2025年3月22日時点の情報となります。

心に響く温もりの声!ビタミンボイス♪ 紅白演歌歌手の三山ひろしさんがふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県土佐市を散策する。

1897年創業の歴史ある老舗酒蔵「亀泉酒造株式会社」へ

前回の記事に引き続き、土佐市を散策する三山さんと石井アナ。

いつもの相方・川辺アナが不在ということで、三山さんは石井アナと老舗の酒造会社へと足を運んだ。

※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください

訪れたのは1897年創業の「亀泉酒造株式会社」。高知では有名な酒造会社だ。

酒造りにおいて、「おいしい」「たのしい」「おもしろい」というモットーを大切にしている。

出迎えてくれたのは、4代目当主・西原一民さん。

まずは駆けつけ一杯!と三山さんと石井アナにグラスを手渡す西原さん。

三山さん:これは何って言うお酒ですか?

西原さん:飲めばわかります。これを飲まないと亀泉の酒は語れないですからね…

三山さんがいただいたのは、お酒ではなく・・・実はお水。亀泉を作る際に重要となる「仕込み水」をまずはいただいた。

日本酒作りにおいて、多くの割合を占める水の大切さや美味しさ。それが伝わる、粋なおもてなしだ。

仕込み水は酒蔵にある井戸から汲み上げており、江戸時代から使用している。

古くからこの井戸はどんな干ばつでも枯れない「万年の泉」と呼ばれているそうだ。

水の次に大切なのは、原料となる米・酵母だ。

亀泉では、原料は高知県産のものにこだわり丹精込めて造られている。

今では看板商品となっている亀泉の純米吟醸酒には、りんごとパイナップルの香りがする酵母・CEL-24が使用されている。1993年に高知県でこの酵母が開発された際には、他の酒蔵は使用に消極的だった。そんな中、当時1番に手を挙げてチャレンジをしたのが西原さんだったという。

※CEL-24=高知県工業技術センターが開発した酵母

 

日本酒好きの三山さんもハマる!純米吟醸原酒 CEL-24の魅力とは?

純米吟醸原酒 CEL-24の魅力を体感するため、タンクから取り出したばかりの酒粕が入ったにごり酒を試飲させてもらうことに。

三山さん:あぁ〜酸味と甘みのバランスが良くて、どっちかというと甘味が強い感じですね。発酵しているシュワシュワ感を感じます!

続いては、搾りたての酒粕を取り除いたものを一杯。

三山さん:おいしいですね〜。絞る前と比べて雑味が少なく、スッキリとした味わいです。

「違いがわかる男 ひろし」の的確なコメントに、西原さんは感心して「するどいですね〜」とコメントする。

今でこそ日本酒好きを唸らせる名酒として有名になった純米吟醸原酒 CEL-24だが、発売当初は「甘い、酸味が効いている」「香水にした方がいいほど香りが強い」など、ネガティブな意見が多く、なかなか売れなかったという。

お酒が大好きな高知県民は特に辛口を好む傾向があるため、受け入れられるまでには歳月がかかった。

だが、消費者嗜好の変化や飲食スタイルの多様化、インバウンド需要などの影響があり、今では県外そして海外からも注目を浴びる存在となったのだ。

そんな苦労話を聞きながら、店頭で販売されている純米吟醸原酒 CEL-24をいただく!

と、その前に純米吟醸原酒 CEL-24の面白い特徴をご紹介しておこう。

他の日本酒と比べて、商品ラベルが特徴的な純米吟醸原酒 CEL-24の酒瓶にはある秘密がある。

同じ商品であっても製造工程で作るタンクが異なるため、実は酒瓶ごとに風味や味に違いがあるのだ。

それが商品ラベルの記載されている数値によって、なんと可視化されている。

購入する際は、ぜひチェックしてみてほしい!

さて、試飲を始めよう!今回は日本酒度(甘さ・辛さ)が異なる純米吟醸原酒 CEL-24を飲み比べをする。

まずは日本酒度 -11(甘め)のものをいただく、三山さんと石井アナ。

続いて、日本酒度 -5(辛め)をいただきます。

三山さん:香りがまずちょっと違いますね。辛めの方がスッキリしている感じがします。甘めの方が濃厚というか、飲んだ時にふわ〜っと包み込む具合が強いように感じます。

石井アナ:甘めの方がカッーと喉が熱くなる感じがしました。えっ、合ってますかね?

成分の違いで、微妙な風味と味の変化が出ることを体感した三山さんと石井アナ。お次は飲み比べではなく、効き酒に挑戦だ!

 

わずかな違いに気づけるか?効き酒に挑戦!

先ほどいただいた、成分が少しだけ異なる2本の純米吟醸原酒 CEL-24をしっかりと味わった後は、利き酒に挑戦。

1つのグラスには甘めを、もう一つのグラスには辛めのお酒を注ぎ、いざ効き酒スタート!

ワイングラスの中に入ったお酒を回して、香りをチェック。そして少量だけ口の中に入れ、じっくりと味わう。

三山さんはどちらも1口で、答えが分かったようだ。一方、石井アナは区別がつかず、2種をグビグビ飲んで効き酒中・・・

一瞬で違いが分かった三山さん vs なかなか違いを見抜けない石井アナの勝負。

二人が選んだ酒瓶はそれぞれ違うもののようだ、ここで結果が分かれた!

気になる勝負の行方は…

見事、三山さんの勝利!日本酒好きな三山さんにとっては、簡単な効き酒だったかもしれない。

石井アナは、まだまだ修行が必要なようだ。

最後に西原さんが特別な飲み方を紹介!教えてくれたのは、純米吟醸原酒 CEL-24のフルーティな酸味と甘みを生かした日本酒カクテル。

日本酒×トマトジュースと、日本酒×牛乳で仕上げた一杯だ。

一般的な日本酒であればこの掛け合わせはミスマッチだが、フルーティーな純米吟醸原酒 CEL-24を使えば、おいしい日本酒カクテルに仕上がる。

想像を超えるおいしさに「商品化してもいいくらいのおいしさ!」と大絶賛!日本酒の新しい飲み方を学ぶことができ、三山さんは上機嫌だ。

亀泉酒造株式会社のモットーである「おいしい」「たのしい」「おもしろい」が全て詰め込まれた日本酒に酔いしれる三山さんと石井アナ。

西原さんのこだわり、そしてチャレンジ精神が「純米吟醸原酒 CEL-24」という形になってみなさんの元へ届いているのだなと感じた一日であった。

今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。

 

亀泉酒造株式会社
住所:高知県土佐市出間2123
電話:088-854-0811

情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや