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【三山ひろしのさんさん歩】陶器は料理の名脇役!手作りのオリジナル陶器が作れるお店「もりたうつわ製作所」

この情報は2025年3月8日時点の情報となります。

心に響く温もりの声!ビタミンボイス♪ 紅白演歌歌手の三山ひろしさんがふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県土佐市を散策する。

三山さんの得意なモノづくりが体験できるお店へ「もりたうつわ製作所」

前回の記事に引き続き、土佐市を散策する三山さんと石井アナ。

いつもの相方・川辺アナが不在ということで、石井アナと田園地帯が広がる新居(にい)地域をお散歩中。

今回は三山さんの得意な「モノづくり」ができる、とあるお店へとおじゃまする。

※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください

訪れたのは、大きな倉庫にギャラリーと工房を備える「もりたうつわ製作所」。

所長を務める陶芸家・森田浩路さんに案内してもらいながら、お話を伺う。

森田さんは大学時代に陶芸サークルに入り、陶芸の奥深さに魅了された。

大学卒業後は東京など関東で修行を積み、2015年に土佐市で「もりたうつわ製作所」をオープン。

自らが手がける数多くの作品のほか、地元作家約20名のアートをギャラリー内に展示し、年間約40回のイベントを開催するなど、陶芸のみならず芸術の分野で精力的に活動している。

もりたうつわ製作所には、およそ300点の陶器が展示されていて、こだわりの詰まった多種多様な森田さんの作品が見るものを魅了する。

形や色、そして手触り、どれをとっても同じものはないオリジナルの作品たち。三山さんと石井アナは一つ一つ作品を見て、触れて、陶器の魅力を存分に味わう。

展示されている300点の陶器はもちろん購入可能だ。

 

作品作りのモットーは「シンプルに」そして名脇役になれる存在に!

森田さんが考える作品作りのモットーは、シンプルに作ること。

陶器はあくまで脇役!料理ありきの存在だと考え、何を盛り付けるかを常にイメージして、陶器が名脇役になれるような作品作りを大切にしている。

写真の陶器はパスタをのせるイメージで作り上げたもの。

今回は森田さんの気遣いで実際にパスタを作ってもらい、お皿に乗せてもらった。

まるで都会の隠れ家的レストランで出てきそうな雰囲気。

陶器の表面は鉄のサビのような加工が施されており、風合いを感じる仕上がりだ。

名脇役になれる器をあなたに届けたい!そんな温かい想いが詰まった森田さんの世界観に三山さんと石井アナはどんどん引き込まれていく。

 

アイデアは会話の中から生まれる!個性が光るオリジナル陶器作り体験

ギャラリーで数多くの作品を楽しんだ三山さんと石井アナ。続いては、工房の方ものぞいてみることに。

工房では陶芸教室を定期的に開催している「もりたうつわ製作所」。

せっかくなので、三山さんは電動ろくろを使った陶芸体験にチャレンジ!

のはずが・・・実は今回「もりたうつわ製作所」へ来た目的は、手びねりでの陶器作りということで、ろくろは使わない。

なぜ手びねりでの陶芸体験なのか、疑問を持ちながらも場所を変える三山さん。気持ちを切り替えて手びねりを行う場所へ。

ろくろでの陶器作りは、スピーディーで均整のとれた作品を作るのに適しているが、手びねりは自由度が高く、個性的な作品を作るのに向いているそう。

今回、三山さんと石井アナが作るのは・・・

石井アナ:これ、なんだと思いますか?

三山さん:湯呑み!違う!?

森田さん:正解は…植木鉢になります。

食器以外にも陶器を幅広く活用してもらいたいと、1年前に園芸サークルを立ち上げた森田さん。

そのサークルで人気の「陶器で作る植木鉢」を今回は三山さんと石井アナに作ってもらいたいとのことだ。

最近では、陶器で作る植木鉢を使って塊根(かいこん)植物を育てる男性が多いという話を森田さんがすると、すかさず話に入ってきた三山さん。

実は、三山さんも自宅で塊根植物のパキポディウム グラキリスを育てているそうだ。

三山さんお気に入りの植物にピッタリの植木鉢を作れるということで、やる気満々!

さっそく手びねりで「陶器で作る植木鉢」を作っていこう。

手順は、まず粘土を手で丸めて、粘土の中心から指で穴を開けていく。そして両手を少しずつ動かしながら繊細に粘土をつぶして形を作る。

二人で仲良く植木鉢を作ろうとしているが、石井アナの手の動きが何やらおかしい。

石井アナ:おにぎりを作ろうとしていました。笑

三山さん:なにやってるんですか!自分のお子さん用のおにぎりと違いますよ。

1児の母で毎日子育てを行う石井アナは、思わず日常の姿が出てしまったようだ。

陶芸を楽しく体験してほしい。そんな想いで陶芸体験教室を開いている森田さん。

今回ろくろではなく、手びねりを体験してもらったのには、コミュニケーションを取りながら楽しく出来る!という理由があったようだ。

ろくろより作品作りに時間がかかる手びねりは、コミュニケーションが多く取れ、作りながら「この形にしよう」など作風を変えられるといった“楽しみ” が生まれやすいのだとか。

三山さんと石井アナもおしゃべりを楽しみながら「鉢の深さはこれくらいにしよう」や「ハートの形にしよう」など、作品作りのヒントを会話の中から見つけ、思いのままに作品を作ることが出来た。

奥深い手びねり体験を通して、新たなモノづくりの楽しさを見出せた三山さんと石井アナ。

陶器には食器以外にも色々な活用方法や魅力があること知ることができた。

今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。

 

もりたうつわ製作所
住所:高知県土佐市新居1945−8
電話:088-855-3792

情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや