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この情報は2019年12月16日時点の情報となります。
「仁淀ブルー」と評される、幻想的な青さが見るものを魅了する仁淀川。その流域は、たくさんの魅力的なスポットが目白押し。そんな仁淀川流域を賢く、目一杯楽しむには、『仁淀川の中流域』で宿泊するのがお勧め。ということで、今年6月にオープンした「スノーピーク かわの駅おち(以下、かわの駅おち)」にある宿泊施設「住箱-JYUBAKO-」に、越知町の地域おこし協力隊が家族と一緒に泊まってみた。
目次
仁淀川は水質日本一に何度も輝き、透明度が高く独特の青が美しく「仁淀ブルー」と称される川だ。上流から下流域まで複数の市町村にまたがっている。その流域には、渓谷を流れる仁淀ブルーの青が美しい「仁淀川町」、アウトドアスポットいっぱいの「越知町」、歴史ある酒蔵の建つ街並みが素敵な「佐川町」、特産のフルーツトマトを使ったオムライスが名物の「日高村」、紙のまちとして様々な体験が楽しめる「いの町」、ホエールウォッチングが迫力満点の「土佐市」がある。
せっかく仁淀川流域で遊ぶなら、いろんな場所に行ってみたい。そんな方には、仁淀川中流域に位置する越知町での宿泊がおすすめ!車を1時間ほど走らせれば全ての市町村に行けるので、越知町を拠点に上流から下流まで遊び尽くすことができる。
越知町の中心部を抜け、国道33号線をずっと走っていると右手に見えてくる黒い建物。
アウトドアメーカーのスノーピークが運営する「かわの駅おち」である。かわの駅おちは、今年6月にオープンした食物産店舗、宿泊、アクティビティ(カヌー)を備えた観光拠点だ。
ここの特長を一言で表すと「安らぎ」。
開放的なウッドデッキから眺める景色、そのデッキに並ぶ座り心地の良いチェア。運転に疲れたお父さんが、コーヒー片手にほっと一息つくには最適な空間。
中に入ると、笑顔の素敵なスタッフが出迎えてくれた。
店内には、越知町や仁淀川流域の特産品をはじめ、「キャンパーの食卓」と題してスノーピークスタッフがお勧めする食やアウトドアグッズが並ぶ。
そうそう、言い忘れていたことが。
子どもたちの目元を隠していた、水色のお団子みたいなやつ。
実はアレ、かわの駅おちのロゴマーク。
川の字が元になったこのマーク、なんとも言えないフォルムが愛らしい。
こちらの箱が本日のお宿。
世界的にも有名な建築家の隈研吾さんが設計したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」である。外観からは、4人家族の我が家にとっては正直狭そうな印象。
でも、箱に入ってすぐにその印象が打ち消される。
「へぇー、思った以上に長いのね」と、その時、隙を見て長女がベッドにダイブ。
荷物を置いたら、早速周辺を散策へ。
せっかくなら、越知町商店街で晩ごはんを食べたい。
歩いていると、店先が魚屋になっている「居酒屋たけ村」を発見。
店内に入って驚くのは、天井一面に広がる提灯の数。木製のカウンターやテーブルなど、好みの雰囲気。早速、店主おすすめのかつおのタタキを注文。
高知流に盛り付けられたかつおのタタキ(三人前)は、藁が芳ばしく香り箸が止まらない。
海苔の帽子を被ってるみたいなおむすびたちは、子どもたちに大好評。
このほか、おでん、ゲソ天、砂肝など、素材を生かした優しい味付けは、我が家の舌との相性も抜群。店主や他のお客さんとの会話も楽しみ、店を後にした。
箱に戻ると、それぞれが自由な時間を過ごす。
無言で本を読む長女、その横でテーブルの分解と組み立てを繰り返す次女。
極めつけは、LEDランタン「ほおずき」を使った影絵遊び。
夜の住箱は、国道沿いであることを忘れてしまう静けさ。
トイレとシャワーは管理棟にあるので、歩いて行く。暗さで不安になりそうだが、センサーが反応して点灯するので安心。
綺麗に掃除されたトイレと、冷暖房まで完備されたシャワールームは快適そのもの。
※シャンプー、タオルなどはありません。
子どもたちを寝かして…といきたいが、大人の楽しみを察してか、なかなか寝ない長女。
今夜は特別に3人で夜の宴をスタート。
因みに、食材は全てかわの駅おちで購入。注目は、2018年に販売開始となった高知のクラフトビールTOSACOだ。越知町産の山椒を使ったTOSACOは、爽やかな柑橘系の香りが口に広がり、きびなごケンピとの相性は抜群。吟醸酒おちは、甘い香りで爽やか。クイクイっと飲み進めていくうち、いつの間にか寝床についてしまった。
翌朝、あー!と叫ぶ妻の声。
眠い目をこすりながら外を見てみると、幻想的な景色が広がっている。
そんな景色を眺めながら飲むスペアミントティー。まろやかな風味と甘さを感じる一杯は、朝のゆったりした時間にもってこいのアイテム。
住箱の目の前に広がる宮の前公園を散歩。ついつい両手を広げ、いつもより深く深呼吸。
午前8時30分のかわの駅おちオープンに合わせて朝食を購入。
その日の気分に合わせ、パンやホットコーヒーを買えるのは嬉しい。
朝日を浴びながらデッキで食べる朝食は、いつもの何倍も美味しい。朝食後は住箱でゆったり過ごして、10時前にはチェックアウト。
箱という空間に泊まる非日常感。幻想的な景色を見せてくれる宮の前公園。
仁淀川中流域の越知町には、家族だけでなく、カップルや友達と泊まっても満足度の高い「箱」がある。仁淀川を賢く、目一杯楽しむなら、越知町での宿泊がおすすめだ!
スノーピーク かわの駅おち
住所:高知県高岡郡越知町越知丙625番地4
電話:0889-20-9666
営業時間:午前8時30分~午後6時
定休日:水曜日
住箱宿泊:チェックイン午後2時/チェックアウト午前10時
住箱ご利用料金(かわの駅):1棟2名 :8,000円(税抜)
※2020年1月からは1棟2名 :8,400円(税抜)
※小学生以下のお客様は、2名まで追加可能
追加料金1名2,000円(税抜)
http://sbs.snowpeak.co.jp/kawanoekiochi/post_1.html
かわの駅おちの住箱では、ご家族にお得なキャンペーンを実施。今なら、お子さまが使うマットと寝袋をレンタルサービス中。
(※小学生までのお子さま2名まで。記事掲載辞典、キャンペーン終了期間未定)
居酒屋たけ村
住所:高知県高岡郡越知町甲1612番地
電話:0889-26-0045
営業時間:午後5時~午後9時(時間延長する場合あり)
定休日:日曜日
文/越知町地域おこし協力隊 ヒロセシンヤ