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この情報は2019年10月26日時点の情報となります。
四国銀行の行員に「チヌ釣り世界チャンピオン」がいるのをご存知だろうか。今回は、そんなチヌ釣りチャンピオンの野口さんと、「釣りバカ日誌」ハマちゃんのモデルとなった元編集者で東京から高知への移住者、黒笹さんの釣り対決の様子を前編・後編に渡ってお届けする。
野口真平さんは、徳島県出身。四国銀行に入行して10年の中堅行員として日々奮闘する傍ら、週末は県内外どこかの海へ出かけては釣りを楽しむ、自他共に認める釣り好きだ。
幼い頃から祖父に連れられ釣りに親しんでいたというが、本格的に大会などに出るようになったのは大学生になってから。以来、競技志向の釣りに軸足を置きながら、子どもとのんびりとした釣りを楽しむなど、まさに「No fishing, No life.」な日々を過ごしている。
今年4月に岡山県で開催された「第2回 WFGチヌ大会(World Fishing Gaia of CHINU)」では念願の優勝を果たした、チヌ釣り世界チャンピオンなのだ。
野口さんの釣り好きは四国銀行内でも有名。「転勤するなら海の近くの支店がいいなぁ」と呟いていたのはここだけの話だ。
一方、黒笹慈幾さんは小学館の元編集者。「釣りバカ日誌」初代担当であり、ハマちゃんのモデルという生粋の「釣りバカ」だ。
2011年に高知県に移住。釣り三昧の生活が送れるかと思いきや、官公庁や大学などから、黒笹さんの知識や経験を必要とされる場面も多く、釣りは月に3回程度に留まってるという。「理想は3勤4釣」という黒笹さんだが、そんな日は果たして訪れるのか。
この二人、実は以前から親交がありこれまでも3回ほど釣りの約束していたそうなのだが、いずれも実現には至らず。今回念願のチヌ釣り対決となった。
チヌとは「クロダイ」のことを指す。引きの強さ、釣り方の種類の豊富さ、その奥の深さから多くの釣り人を魅了している人気の魚だ。
チヌは全国に生息しており、県内にも多数のチヌ釣りスポットがあるという。中でも須崎市はチヌ釣りのメッカで、県外からもお客さんが訪れる場所となっている。
須崎市観光漁業センターから船に乗り、5分ほどの場所にある磯が今回の対決の舞台だ。
この前日、台風18号の影響により大雨に見舞われた高知県。一時は釣り取材もキャンセルか、とヒヤヒヤしたが、朝にはすっきりとした秋晴れが広がっていて、じっとりと汗をかくほど気温も上昇。心配していた波は穏やかだったが、降った雨が海に流れ込んでいてひどく濁っている。魚影も見えないほどだが、野口さん曰く、濁った状態がチヌ釣りには好条件となる場合もあるんだとか。自然相手なので断言はできないとのことだが、今日は吉と出るのか凶と出るのか…。
今回が初めてのチヌ釣りという黒笹さん。対決を前に、
僕はチヌは一番味わい深い釣りだと思ってる。
難しいから面白いですよね。「誘い」が大事です。
さて、どうなるか。笑
「ウキ」や「練り餌」の大きさなど、世界チャンピオンに教えを仰ぐ黒笹さん。
諸々準備も整い、 チヌ釣り対決いよいよスタート!
二人の対決の結果はいかに!後編へ続く。
文/長野春子