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【三山ひろしのさんさん歩】日本で唯一「本丸御殿と天守」が揃って現存!「高知城」の魅力を紐解く!<後編>

       

この情報は2024年5月11日時点の情報となります。

高知県出身の紅白演歌歌手・三山ひろしさんと、さんさんテレビ・川辺アナウンサーが三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県高知市丸の内にある人気観光名所「高知城」を訪れた。

国宝級の魅力を体験!?知られざる高知城の魅力に迫る!

前回の記事に引き続き、高知城をお散歩する三山さんと川辺アナ。

前回は、さまざまな仕掛けで鉄壁の守りを誇る「高知城」の魅力を学んだ2人だが、今回は城の中心となる「本丸御殿と天守」を体験!

一体どんな魅力を見つけることができるのだろうか?期待が膨らむぞ!

※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください。

高知城の本丸御殿と天守を案内してくれるのは「高知城を国宝にする県民の集い」の事務局長・島崎順也さん。

かつて国宝だった高知城を再び国宝指定してもらうために活動しているお方だ。

高知城に関する知識を島崎さんにたっぷりご紹介していただこう!

本丸御殿へ入る前にここで一つ目の豆知識!実は通常の城にはあるはずの天守台がない高知城。

ほとんどの城は天守台を土台として、その上に天守を設計するのだが、高知城は一味違っている。

高知城の天守は地形を上手く利用し、高い石垣の上に直接建てられているのだ。

そのため、城を見る方向によっては幾何学的な造形美があるのが特徴だそう。

さらに本丸御殿(別名:懐徳館)と天守が現存しているのは、全国で高知城だけ。

国宝級と言っても過言ではないほど、魅力と歴史がたっぷり詰まっていることが分かる。

 

高知城の最後の砦!本丸御殿と天守

本丸御殿の中へと入る三山さんと川辺アナ。

中は日本の伝統的な建築様式として知られる「書院造」になっていた。

和の趣があり、この建築様式は現代の和室の原型となっている。

藩主が謁見(えっけん)をする間を拝見。

この空間には仕掛けがあり、奥の扉の裏には「武者隠し」と言われる部屋が存在する。

藩主の話を常に聞き耳を立て、藩主に危機が及んだ際にはすぐさま護衛できるように、息を潜める家臣の隠れ場所があった。

そのほかにも、城内で前回の記事で紹介した「石落とし」を発見!

敵が攻めてきた時に石を落とすだけではなく、鉄砲で狙うこともできたようだ。

城の外から見る景色と城の中から見る景色、両方を楽しめる高知城にワクワクが止まらない。

天守の窓からは、屋根に飾られたシャチホコの姿が!

木に銅板を貼り付けたり、金箔を貼り付けたりすることで作られるものが多いシャチホコだが、高知城のシャチホコは全国的に珍しい青銅製。

これは宇和島城と高知城だけでしか見られない貴重なお宝!

そのほか、今はなき鉄門や二の丸御殿などを再現した高知城全体のジオラマが置かれているので、高知城を訪れた際はぜひチェックを。

躍動感溢れる高知城の造形美は、ついつい見惚れること間違いなしだ。

 

南海道随一の名城!高知城の天守はまさに国宝級

天守の最上階まで登りつめた三山さんと川辺アナ。

追手門から階段や坂を登り、やっとの思いで登り切った高知城。とてつもない達成感を感じられた!

そして、天守から一望できる高知市内のこの眺め。見応えある眺望に、疲労が吹き飛ぶ。

天守の周りをぐるっと一周できる縁側(えんがわ)のことを廻縁(まわりえん)というのだが、その廻縁の手すりである「高欄(こうらん)」とその高欄の装飾である「擬宝珠(ぎぼし)」が現存しているのは、またまた高知城だけ。

貴重な歴史的財産がいまだに残る高知城は、国宝に相当する魅力がたっぷり詰まった城なのだ。

今までは天守だけを国宝にしよう!と取り組んできた「高知城を国宝にする県民の集い」のみなさんだったが、本丸御殿や天守、高欄・擬宝珠全て含めて国宝を目指したいという熱い思いを語ってくれた。

三山さんもその想いを後押しできるよう、高知県の観光特使として高知城の魅力を全国に広めたいと誓った1日であった。

今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。

 

高知城
住所:高知県高知市丸ノ内1丁目2-1(高知城管理事務所) 
電話;088-824-5701

情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや