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【高知カツオ県民会議シンポジウム】「高知と言えばカツオ!」…だったのが高知の美味しいカツオを自慢できなくなる日がやってくるかも!
この情報は2019年6月29日時点の情報となります。
学校法人龍馬学園の「高知情報ビジネス&フード専門学校」の製菓製パン学科では、学生たちの技術向上・接客マナーを学ぶことを目的に、毎週木曜に学生が焼いたパンを校内で販売している。いわば、「学生による学生サービス」!一体どういった取り組みなのか。
3校21学科の県内最大の総合専門学校である「学校法人 龍馬学園」。
そのうちの1校「高知情報ビジネス&フード専門学校」の製菓製パン学科では、2019年4月18日から毎週木曜日のみ午前中の実習で作ったパンを販売しているという。
パンの販売日は、通常の授業開始前の午前7時から生地作りをスタートさせて、テキパキと完成までの作業を進めていく。
みんなで楽しみながらパン作りに真剣に励み、ひとつの目標に向かって取り組んでいる様子がうかがえる。
学校内のみでの販売のため、いわば「学生による学生サービス」だが、これが大人気!その理由は、なんと言っても作りたてで「美味しい」ということ、そして「安い」と大評判なのだ!
価格は、なんと全て100円!種類は、カレーパンをはじめとする5~6種類の惣菜パン。学生さんが作ったとは思えないクオリティの高さだ。メニューは学生自身で考えて、週替わりで販売されている。
焼き上がったパンを袋詰めし、早速販売開始!
午後0時10分のチャイムが鳴るとともに、他の学科や系列校の学生さんが手作りパン目当てに長蛇の列をつくる。
パンを作った学生たちは「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」と元気な声で接客する。始まった当初は、接客に不慣れな生徒もいたが、2ヶ月ほどたった今では手慣れたものだ。用意した120個のパンは、わずか15分で完売。開店時間はわずか15分という幻のパン屋さんだ!
この取り組みについて、龍馬学園常務理事の泉田 優(いずみた まさる)さんにお話を伺った。
-どういった目的で取り組まれているんですか。
泉田さん:「この取り組みは、製パン実習の授業で作ったパンを学内販売することによって、製造から販売までの実践力を養うことを目的にしています。自分たちで作ったパンを販売して、大量生産の技術や接客のマナーを学んでいます。」
-学生さんの反応はいかがですか?
泉田さん:「自分の作ったパンを誰かが食べてくれると思うと、作り手にも気合が入ります。お客様から「ありがとう」、「美味しい」と言われた瞬間や、作った商品が完売した瞬間が学生たちのやる気につながっています。販売する側も買う側も楽しみにしている木曜日のランチタイムです。」
-教職員さんも買われるんですか?
泉田さん:「教職員にもファンが多いです。特に申し合わせたわけではありませんが、教職員は昼休みに入り5分くらいたってから買いに行きます。学生ファーストの考え方が浸透していると感心しますね。高知情報ビジネス&フード専門学校の校長はわざと一番後にやってきて、最後の2~3個を種類問わずに買っていきますね(笑)。」
-一般の方への販売は行っていますか?
泉田さん:「製造個数も限られているので、特に対外的には宣伝していません。たまたま前を通られた方などが、列に並ばれて買って行かれることがあります。学校外の一般のお客さまがおいしいと言ってくださる時などは、学生たちはとても嬉しそうですよ。」
泉田さんによると、年に一度だけ一般の方にも食べていただける機会があるという。それは、毎年12月に開催されている、「龍馬学園三校合同学園祭」。学園祭で、学生手作りのパンとケーキが販売されるのだ。
パンとケーキの販売は、開始前から大行列ができるほど毎年人気。今年は、12月7日(土)、8日(日)の開催予定。お見逃しなく!
製菓製パン学科からは、パティシエやパン職人として、社会に巣立っていく学生が多い。龍馬学園で学んだスキルを持って、未来へ羽ばたく学生たちを応援したい。
※情報提供
学校法人 龍馬学園 高知情報ビジネス&フード専門学校
住所:高知市北本町1-12-6
電話:088-825-0077