佐川町へやってきた「スーパーバンド。」のゴッチ。今回は、6月15日にオープンしたばかりの自然イタリア料理「da zero ダ ゼロ」で、土佐和牛を使ったステーキランチをいただく!本場のミシュラン星付きレストランで修行を積んだシェフが作るイタリアンは絶品!
佐川町の田園風景が広がる場所にポツンと建つ青い家。こちらが6月15日にオープンしたばかりの自然イタリア料理「da zero ダ ゼロ」。
岡山県出身の的場篤志さんと、兵庫県出身の翔子さんご夫婦が高知へ移住し、オープンさせたお店だ。
お店は翔子さんの祖母の家を改装したもので、シンプルでおしゃれな内装となっている。
篤志さんは、なんとイタリアのミシュラン星付きレストランで1年間修行。そののちに帰国し、国内でフード事業を展開するお店の料理長として、大阪を拠点に腕をふるってきた。
都会での多忙な生活を送っている中で「家族との時間を大切にしたい」という想いが膨らみ、奥さんのゆかりがある高知県へ2019年3月に移住した。
お店の名前には「再出発」という意味を込め「da zero ダ ゼロ」と名付け、新天地で新しい暮らしを始めている。
高知の食材を使った本格イタリアン料理
お店で提供されるこだわりの食材は、篤志さんが生産者と会い、実際に現場に足を運んで選んできた高知の食材ばかりだという。
今回は、本格イタリアンを堪能できるステーキランチコースをいただくことに。
前菜は以下のメニュー。
・サワラの燻製のカルパッチョ トマトフォンデュのソース
・鶏レバーのクロスティーニ
・鶏の心臓のコンフィ
・イタリア産生ハムとマンゴー
見た目も美しい前菜。まずはサワラの燻製のカルパッチョをパクリ!サワラの身はプリプリで、後から甘さを感じる。
続けて、鶏の心臓のコンフィをパクリ!鶏の心臓は歯ごたえを感じ、人参のピューレソースとの相性も抜群。
続いて四万十豚を使ったスパゲッティ。ズッキーニの食感やほどけるほど柔らかく煮込まれた四万十豚に、黒胡椒のスパイシーさが程よいアクセントとなり最高。
お待ちかねの肉料理、黒毛和牛内もも肉のロースト。焼きピーマンを使ったサルサヴェルデと、マルサラワインのソースという2種類のソースで味わえる。
厚切りで、見るからにしっとりしたお肉に大興奮のゴッチ。
噛めば噛むほどお肉の旨味が溢れる。
コース料理には、このほかにサラダとデザートがついてくる。
食材にこだわり、味も美味しい上に、見た目にも美しいお料理の数々。コース料理で、この値段はお手頃だ。
高知への移住についてインタビュー
大阪にいた時は料理長として忙しい毎日を過ごしていた篤志さん。「料理業界はそういうもの」とは思いながらも、働く環境を変えたいという思いが強くなり移住を決めたという。
高知に移住し、家族でゼロから再出発した的場さんご家族。働き方改革を高知への移住によって実現したのだ。これからは、自分たちが目指す暮らしを体現していきたいという。
店名のゼロにはさまざまな思いが込められており、高知でゼロから生活を始めること以外にも、フードロスをゼロにすることなど、食に関わる問題に真摯に取り組んで行きたいという思いが込められている。
都会で外食産業を見てきたからこそ、熱い想いで高知から再出発したのだ。
生産者やお客さんを近くに感じられるお店づくりと、店主のこだわりを随所に感じられる「da zero ダ ゼロ 」。田園風景に囲まれた小さなイタリアンレストランで、ゆったりとした素敵な時間と、極上の味を堪能してみてはいかがだろうか。
店舗情報
da zero ダ ゼロ
住所:高知県高岡郡佐川町丙3051
電話:0889-20-9603
※情報提供※ テレビ高知
文/さたけゆうや