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この情報は2019年6月5日時点の情報となります。
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宗田節の生産量全国ナンバーワンの土佐清水市にある「たけまさ商店」の宗田節納屋体験をご紹介。
日本の食文化に欠かすことのできない「かつお節」。
なかでも、旨味の強い出汁が取れる宗田節(そうだぶし)について知りたい!と、土佐清水市の「たけまさ商店」を訪ねました。
ここでは、珍しい宗田節納屋体験が人気を博しているそう。
大正元年創業。現在まで伝統の製法を守り続け、最高級の宗田節を作っています。
お日様のような黄色い外観が青空に映える節納屋(ふしなや)は、近くまで来るとお節のいい香りが♪
入り口で「よう来たねえ」と、武政恵美さんが迎えてくれました。
まずは、映像で宗田節づくりの流れをお勉強。
普段は見ることのできない作業の様子に興味津々です。
材料の宗田鰹は地元では「めじか」と呼ばれ、伝統の引き網漁で一本一本釣り上げられています。
水揚げされためじかは、煮籠に並べられ、熱湯で約1時間煮ます。
その後、頭と内臓、中骨を落としてセイロに並べます
多い時には1日5〜6トンものめじかを使うというから驚き!
もちろん、全て手作業です。
焙乾で水分を減らし、煙の香り付けをします。
薪をくべながら、少しずつ上へ上へと段を変える、この作業だけで1週間。
さらに水分を蒸発させて旨味を増すために、天日干しをします。
こうして手間暇をかけて、やっと美味しい宗田節ができるのです。
ここまでで「荒節」(あらぶし)の完成。魚の旨味が強く、関西で人気なんだとか。
この荒節にカビ付けして熟成させると「枯れ節」(かれぶし)となります。
自然な製法で作るため、かかる時間は、なんと半年!
枯れ節は、まろやかで深い旨味が関東で人気だそう。
目の前に広げられた宗田節は宝物の山です。
恵美さんが節と節を打つと、コンコンと堅木のようないい音がしました。
脂が少なく、身のしまった節が美味しいそう。
「人間と一緒よねえ」と笑う恵美さん。
ここからは、宗田節のうま味を生かした出汁醤油づくり!
アドバイスを受けながら選んだ宗田節を、ナイフで背と腹で2つに分け、骨を削っていきます。
削りすぎたお節は、もったいないからつまみ食い♪
…のつもりが、美味しすぎてついつい削りすぎたりして…
綺麗になった節をビンに入れて、絵を描いたら完成!
家に帰って醤油を入れたら、美味しい出汁醤油を楽しめます♪
継ぎ足しながら1年間はしっかりと出汁が出るそうです。