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Back To 高知家の2021!豊かな自然とともに紡がれる酒蔵の歴史。土佐町「桂月館」

       

この情報は2023年6月7日時点の情報となります。

これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の20○○」としてご紹介します!
今回は2021年5月25日にご紹介した、土佐町にある酒蔵「土佐酒造」の記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!

高知県嶺北地域にある土佐町。

今回訪れたのは120年以上の歴史を持つ「土佐酒造」の酒造工場。

昔ながらの工場内は、きびきびと動く職人の方々の姿で活気に満ちています。

そんな工場の一角には、大正時代に建てられた土蔵風の建物が。

大雨や強風から建物を守るために、壁に何段にも重ねられた「水切り」と呼ばれるひさしは、昔から台風の被害を多く受けてきた高知県ならではの建築技法だそう。

ここ「桂月(けいげつ)館」は、土佐酒造の銘柄「桂月」にちなみ、その名の由来やゆかりのある人物を紹介する資料館となっています。

入館料は201円。入口にある受付兼ショップで支払います。

引き換えに差し出されたのは、なんとカップ酒!

酒蔵ならではの粋なおもてなしに、思わずにっこり。

カップ酒を握りしめ、早速資料館の中へ。

日本酒「桂月」の由来は、高知出身の紀行作家・大町桂月。

桂月という名前はペンネームで、月の名所として知られる「桂浜」が元になっています。

お酒と旅をこよなく愛した方だったそうです。

館内には、作品やゆかりの品々がずらりと並んでいます。

最初に見たときは棚かと思っていたこちらは、なんと階段!

2階にも展示があるので、お忘れなきよう!

そして、足元に気を付けて上ってくださいね。

2階には歴代のラベルや、

カレンダーなどが展示されています。

「桂月」とともに歩んできた、土佐酒造の歴史を垣間見ることができました。

展示を見終わったら、再び入口にある受付兼ショップへ。

こちらでは酒造りの動画を見ながら、日本酒の試飲・購入ができます。

地元で昔から愛されてきた冬季限定の「生原酒」をはじめ、この時期ならではの新酒がずらり。

いまや生活に欠かせない消毒用エタノールも購入することができます。

そして、桂月を手に取る際には、「Kura Master」のマークに注目。

「Kura Master」とは、フランスで開催されているフランス人のための日本酒のコンクール。このコンクールで受賞したお酒だけについている、特別なマークなんです。

「桂月館」の見学や、日本酒の試飲・購入は営業時間内であれば予約不要。なかなか現地に行けない今、オンラインギャラリーや動画などのウェブコンテンツが充実しているのも嬉しいポイントです。

嶺北地域の棚田で育った酒米と、青く澄んだ吉野川の水によって仕込まれた土佐酒造のお酒。

美しい自然と地元の人の手で、大切に造られてきた背景を知ると、より一層味わい深いものに。

ぜひ、訪れてみてくださいね!

 

施設情報

日本酒「桂月」土佐酒造株式会社

住所:高知県土佐郡土佐町田井418
問合せ:0887-82-0504
HP:http://www.keigetsu.co.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/keigetsu_tosabrewingcompany/
Facebook:https://www.facebook.com/keigetsu
YouTube:https://www.youtube.com/user/KeigetsuSake