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【三山ひろしのさんさん歩 】メディア取材NGのジェラート専門店と幕末の絵師が描いた芝居絵屏風が飾られた絵金蔵を巡る

       

この情報は2023年5月20日時点の情報となります。

高知県出身の演歌歌手・三山ひろしと高知さんさんテレビ・中村安里アナウンサーの2人が、三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県の香南市を訪れた。

普段はメディア取材NGのジェラート専門店「ジェラッテリア クリーム」へ

前回の記事に引き続き、三山さんと中村アナウンサーがお散歩しているのは、高知市中心部から車で約30分の場所にある高知県香南市(こうなんし)。

今回は、ジェラート専門店「ジェラッテリア クリーム」を訪れた。

※前回の記事は、本記事の最後からお楽しみください。

普段はメディアの取材を断っているお店ということで、少々心配している三山さんだが…

出迎えてくれたのはとても優しそうなオーナー・石田真由さん。

今回は三山さんが取材をするということで、特別にメディア取材OKということだった。

石田さんはジェラート店でのアルバイトをきっかけに2012年に「ジェラッテリア クリーム」をオープン。

約300種類あるというこだわりのジェラートの中から、日替わりで約10種類ほど毎朝手作りし、店頭販売している。

ジェラートはS・M・Lのサイズから選ぶことができ、その日の気分で好きな味とあわせて選べるカスタムが可能。

カップによって2〜3種のジェラートを組み合わせることができる。

ジェラートの本場であるイタリアの方が来店し、「イタリアで食べるジェラートと同じ味だ!」と最高の褒め言葉をいただいたこともあるほどの腕前を持つ石田さん。

今回は特別にジェラートを作る工程を少しだけ拝見させてもらう。

 

本場イタリア製のマシンで作る!唐人豆のジェラート

調理場に案内された三山さんと中村アナ。そこには本場イタリア製の大きなジェラートマシンが!

マシンの上部では材料を加熱殺菌し、下部では冷却してジェラートを作り出す。

今回調理するのは、粒が大きく濃厚な味わいが特徴の「唐人豆」という高知県の在来種ピーナッツだ。

この唐人豆は、日本の植物学の父といわれる高知出身の偉人・牧野富太郎博士の指示で古くから高知で受け継がれてきた歴史あるピーナッツ。

その唐人豆をペーストにし、ミルク・糖類と混ぜ合わせてマシンに入れて7分待つと…

密度が濃く、なめらかなジェラートが搾り出される。

まるで雲のようなふんわりとした見た目に三山さんもびっくり!

唐人豆の皮も一緒にペーストしてジェラートにしているので、近づいてよく見ると小さなつぶつぶがある。

特別に出来立てをいただけるということで、早速パクリ。

「唐人豆の香ばしさを感じる。つぶつぶした食感もいい!」と三山さんも太鼓判を押す美味しさだ。

現在は300種類のジェラートを生み出している石田さんだが、目標は倍の600種類を目指して日々奮闘している。

 

恐ろしくて美しい芝居絵屏風がある「絵金蔵」へ

三山さんと中村アナが次に訪れた場所は、香南市赤岡町(あかおかちょう)。

ここでは高知が誇る幕末の天才絵師・金蔵(通称:絵金)が描いた芝居絵屏風がある「絵金蔵」という施設を訪れた。

なんといっても絵金が描く絵の特徴は、おどろおどろしい芝居絵だ。見るものに鮮烈な印象を残し、恐ろしくもありながら美しい迫力ある画風は絵金ならでは。

今回は、絵金蔵に将来有望な新人ガイドさんがデビューしたという噂を聞きつけてやってきた。

館長の澤田美枝さんに案内いただき、施設内の奥へと進む。

待っていたのは、スタッフとお客さんとおぼしき小学生の2人。

新人ガイドさんが、小学生のお子さんに絵金蔵を案内中かと思いきや…

突然上着を脱ぎ出した小学生!中に着ているTシャツには絵金蔵という文字が…

実は、将来有望な新人ガイドさんはこの小学生、斉藤颯介くんだった。

2022年10月に絵金蔵でガイドデビューを果たしたスーパー小学生。

現在小学6年生の斉藤くんは、5歳の時に「土佐赤岡絵金祭り」で展示された絵金作品と出会い、その後小学三年生の時に絵金蔵を訪れて独特の世界観に魅了されたという。

それからは、毎週絵金蔵に通い詰めていたのだそう。

このことがきっかけで、なんと絵金蔵側から斉藤くんへオファーが。

今では絵金蔵にある一つひとつの作品を事細かに解説できる立派なガイドさんとして活躍している。

斉藤くんのガイドを体験してみた三山さんは驚き!

作品の解説だけではなく、物語の背景や次の場面についても情景が思い浮かぶように話を進める話術は大人顔負けだ。

 

ガイドだけではなく自作の芝居絵屏風まで!

これまで数々の絵金作品を解説してきた斉藤くんだが、ガイドだけではなく、実際に作品作りにも挑戦しているということでギャラリーにも足を運んだ。

自ら作った作品のタイトルから物語までを紹介する斉藤くん。

よえ門という男が妻と子どもを嫌いになり、殺してしまうという身の毛がよだつような情景を描いた作品なのだとか。

しっかりとした作品背景の物語を聞いた三山さんと中村アナは、てっきり絵金が考えたものを模倣したかと思っていたが、実は全て斉藤くんのオリジナル。

ジェラートから絵金まで、香南市を堪能した三山さんと中村アナ。

今回のさんさん歩はここでお開き。次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。

 

ジェラッテリア クリーム
住所:高知県香南市野市町西野2360-1 グランピア野市1F東店舗
電話: 0887-56-0513

絵金蔵
住所:高知県香南市赤岡町538
電話:0887-57-7117

 

情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや