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Back To 高知家の2022!高知の海の魅力を知る三人が語る ホエールウォッチングの楽しみ方

       

この情報は2023年3月29日時点の情報となります。

これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の20○○」としてご紹介します!
今回は2022年4月9日にご紹介した、黒潮町で楽しむホエールウォッチングの魅力を紹介した記事です。
この記事を読んで、ぜひお出かけしてみてくださいね。

画像提供:大方ホエールウォッチング

高知県のなかでも特に温暖な気候で知られる黒潮町。南国らしさのある自然豊かなこの町で、ホエールウォッチングを楽しめることはご存じでしょうか? 大海原を泳ぐクジラを直に見られるホエールウォッチングは、一度見たら何度もリピートしたくなるほどの面白さがあります。関西からも近く、通いやすいということもあり、何度も足を運ぶ人も多いそう。

実は、その一人だったのが、今回お話をお聞きした島美鈴さん。彼女も、大阪から何度も通う常連客だったのだとか。そこから大方ホエールウォッチングのガイドにもなったお話をはじめ、島美鈴さんとともにガイドを務める大迫綾美さん、飯田志乃さんの三人にホエールウォッチングの楽しさや高知県の魅力について語っていただきました。

 

海と鯨類に惹かれて、いつしか関西から高知の地へ

お散歩コースの入野の浜辺(画像提供:飯田志乃さん)

-みなさん、もともと高知県にお住まいではなかったそうですが、高知県に移住することを決めたきっかけはありますか?

飯田さん:きっかけは海です。元々サーフィンが好きで、高知の海がいいなと思って、大阪から移住しました。大阪にいた頃は、夫婦二人とも仕事仕事で、家の中ですれ違ってたから、それもよくないと思い、引っ越しました。今は夫婦でピザ屋さんをやっていて、家族の時間も移住前より増えています。

【記事】サーファー夫婦が営む、ひだまりカフェ 地元食材たっぷりピザとコーヒーをいただく「SOLANA SURF CAMP」ほっとこうちオススメ高知ランチ情報

大迫さん:ホエールウォッチングのガイド研修期間のうちに移住を決めました。フレンドリーな人ばかりで、「ここだったら、一人で移っても暮らしていける」と感じて、住むことにしました。

島さん:このホエールウォッチングのガイドのお仕事を始めたことですね。移住したと言っても、元々大阪から頻繁に通っていた土地なので、移住という意識はあまりなかったかもしれません。

 

予期せぬ遭遇はホエールウォッチングの魅力

ホエールウォッチングの合間に出会ったイルカの群れ(画像提供:大方ホエールウォッチング)

-ホエールウォッチングの魅力や好きになったきっかけを教えてください。

島さん:テレビでイルカと泳いでいる映像を観て、いいなあって思ったんです。それが日本だって知って、ホエールウォッチングや水族館に行くようになりました。イルカと泳ぎたいっていうのに、好きだけじゃ何かイルカに対して申し訳ないから、鯨類(イルカやクジラのこと)の生態について、いろんな書籍などで勉強しました。もう鯨類オタクですよね。自然相手なので、出航したら絶対会えるってわけではないけど、なかなか見られない生き物に会えたときはすごくテンションが上がります。去年は、土佐湾でザトウクジラが見られました。

大迫さん:自然の中なので、ガイドをしている自分たちや漁師の船長でも知らない生き物が現れることがあって、それもおもしろいですね。お客さんと一緒にスマホで検索して調べて、「あれかな?」「これかな?」ってやるのも盛り上がります。

サーフィンを楽しむ飯田さん(画像提供:飯田志乃さん)

飯田さん:サーフィンや犬の散歩で毎日2、3回は海に行く生活をしているんですけど、その見慣れた海にかわいらしいイルカやクジラがいるのがいいですね。もちろん自然が相手なので、出航したら必ず見られるわけではないけど、見つけられると楽しいですよ。一度でいいので、体験してみてほしいですね。

 

イルカやクジラに惹かれガイドの道へ

画像提供:大方ホエールウォッチング

-ホエールウォッチングのガイドに応募しようと思ったのはなぜですか?

大迫さん:私は、福岡にあるドルフィントレーナーをはじめとした海洋生物に関わる仕事を目指す人が行く専門学校に通っていたんです。それで、どこに就職しよう?ってなったときに、水族館の仕事の他に、このホエールウォッチングのガイドの仕事を知りました。水族館の仕事もいいけれど、野生のイルカやクジラを相手にする仕事もいいなと思って、黒潮町に研修に来ました。研修は短い間だったんですが、「ここなら、暮らしていける」と思い、黒潮町で就職を決めました。

飯田さん:元々子どもの頃にイルカの調教師に憧れていたんですけど、大人になってからは「そんな夢もあったなあ」と思って生活していました。そこに黒潮町の町内アナウンスで、「ホエールウォッチングのガイドを募集します」という放送が毎日流れてきたんです。サーフィンをやっていることもあって海が好きで高知に移住してきたくらいだし、イルカやクジラも好きなので、「やってみたい!」と手を挙げました。

島さん:私は元々黒潮町や他の地域でホエールウォッチングを楽しんでいるお客さんだったんですね。大阪から黒潮町にホエールウォッチングとサーフィンのために通っていて、顔なじみになっていました。そこで、大迫さんから「ガイドを募集するんだけど、やってみない?」と声をかけられて、「ぜひ!」とガイドになりました。

 

高知県の歴史や人の温かさも大きな魅力

画像提供:大方ホエールウォッチング

-高知県の魅力は何だと思いますか?

島さん:山、海、川とさまざまなアクティビティができるだけでなく、歴史の面でも重要なものがある県なので、アウトドアが好きでなくても楽しめる場所だと思います。有名なところだと坂本龍馬ですけど、中岡慎太郎とか岩崎弥太郎の生家もあります。それから、横の繋がりが強いですね。私はホエールウォッチングの他にもいくつか仕事をしているんですが、他のガイドさんに紹介してもらった仕事もあります。

飯田さん:水がおいしいんですよね。お水がおいしいから、お野菜もお魚もおいしい。それに、時間の流れ方がゆったりしているのもいいですよね。

大迫さん:食べるお魚もおいしいし、ホエールウォッチングでイルカやクジラを見るのも楽しいです。人が温かくて、フレンドリーなのもいいと思います。

イルカやクジラへの愛がしっかり伝わってくるお話でした。お話、ありがとうございました。大方ホエールウォッチングでは、ニタリクジラのほかいろいろなイルカも見ることが可能です。いずれも生き物にとって負担をかけないよう配慮して、ウォッチングサービスを提供しています。黒潮町に来られたら、ぜひ一度は足を運んでみてください。きっと、予想もしていなかった思い出づくりができるはずです。

 

団体情報

画像提供:大方ホエールウォッチング

 

大方ホエールウォッチング

住所:[事務局]〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5
   [当日集合場所]〒789-1931 高知県幡多郡黒潮町入野227−ロ
URL:https://nitarikujira.com/
電話番号:0880-43-0091(ご予約:0880-43-1058)
営業時間:8:30~17:00
オンシーズン:毎年4月末~10月末
※具体的な日にちは、ホームページにてご確認ください。
※海の状態や天候等により欠航になることがあります。