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この情報は2023年1月31日時点の情報となります。
高知市中心部から、車で2時間弱。四万十川沿いを下った中流域に、四万十市西土佐はある。
道の駅「よって西土佐」内に店舗を構えるのが、今回ご紹介する「山間屋」だ。
店内のショーケースにはケーキが並ぶ。
こちらのケーキにはいちごや栗、米粉など西土佐で育った食材が使われていて、ケーキにあしらわれているグリーンの葉は南天の葉や人参の葉など。細部まで西土佐産にこだわったお店なのだ。
この山間屋が始まったのは、2007年のこと。
立ち上げたのは、当時、西土佐村役場(現:四万十市)職員だった中脇裕美さん(写真左)。
役場の職員として六次産業化を担当し、「山間米」や「いちごようかん」といった商品の開発に関わり、この大切な仕事を人事異動で離れるわけにはいかないと役場を退職して「山間屋」を起業した。
起業した当初から、「西土佐の素材を主役にした商品をつくる」という思いは変わらない。
地域で生産された食材を使い、添加物を使わず、素材本来の美味しさを伝える商品づくりを創業以来続けてきた。
現在社長を務めるのは、裕美さんの息子の中脇夢之進さん。西土佐で100年以上続く企業でありたいと語る。
中脇さん:これまで15年間以上積み重ねてきたように、これからも地道に続けていくことが、長く続ける秘訣かなと思います。その中で、少しづつ変化をさせることが大切です。生産者さんの高齢化など、地域が抱える課題は今後ますます増えていくはずです。その課題をできる範囲で予測し、対策をしていくことが企業としては大切だと思います。
西土佐で育った原材料を素材に、菓子や調味料など様々な加工品を生み出している山間屋。
地域なくしては商売が成立しない。
しかし、「地域のため」とは掲げない。
中脇さん:自分を含め社員ひとりひとりに家族がいて、守るべきものがあります。それを守るために、山間屋では一生懸命仕事ができる環境を整えたいと思っています。私たちが一生懸命仕事をすることで、地域の生産者の出荷量が増え、安定した収入に繋がっていく。小さな地域だからこそ、ひとりひとりのがんばりが与える影響は大きいのです。
地域に向き合い、西土佐で育った良いものを使って商品を作る。
こうした日々の取り組みが、西土佐地域の活力につながっている。
今回紹介する山間屋の商品は、「四万十ゆずの焼肉のたれ」と「柚香」。
まず最初に紹介する「四万十ゆずの焼肉のたれ」は原材料はたったの3つで、ゆずと醤油と粗糖のみ。
ゆずは栽培期間中農薬を使っていない柚子を使用し、醤油は無添加醤油、そして砂糖は精製されていない「粗糖」を使い、3つの原材料ひとつひとつにこだわっているのだ。
醤油ベースのタレということでサラッとしたものを想像していたが、予想に反してトロリとした質感。
ゆず皮がたっぷりと入っているからだろう。
お肉につけて食べてみると、コクがありながらも後味さっぱり。
ゆずの香りとともに、ゆず皮の苦味がほのかに感じられる。
こんな焼肉のたれ食べたことない。似たものを挙げるのも難しい、唯一無二の美味しさだ。
お肉に合わせるほか、焼肉のたれとマヨネーズを1:1の割合で混ぜ、野菜のディップとして食べたり、野菜炒めの味付けに使ったりするのもおすすめ。
次に紹介する「柚香」は西土佐地域の郷土料理で、搾汁した後のゆず皮を砂糖で煮込んだもの。
各家庭の味があり醤油を入れたり、おじゃこを入れたりする家もあるそうだが、山間屋の柚香はゆずを感じられるよう甘さ控えめの仕上がりになっている。
西土佐地域で育てられた栽培期間中農薬を使っていない柚子を使用していて、厚さがある。
まずはそのままいただいてみると、柔らかく煮込まれたゆず皮がトロリとしたシロップをまとって、まるでスイーツ。口いっぱいに、ゆずの芳醇な香りが広がる。
そのままのほかヨーグルトと一緒に食べたり、パンに乗せたりしても「柚香」の美味しさが活かされて、おすすめ。
そして、煮込み料理にも合うということを聞いたので「スペアリブの柚香煮」にアレンジしてみた。
醤油ベースのタレに柚香がアクセントとなって、ガッツリとさっぱりを両立した一皿に。
酢豚に入れてもよさそうだし、グリルした鶏肉に柚香と粒マスタードで作ったソースをかけても美味しそう。
アレンジ欲が高まる「柚香」。これがあれば、料理の幅が広がること間違いなしだ。
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山間屋
住所:高知県四万十市西土佐江川崎江川崎2410-3 道の駅「よって西土佐」内
TEL:0880-31-6070