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この情報は2019年4月22日時点の情報となります。
大阪・深江橋にある「土佐料理 みなみ」。県外では珍しく、高知県のハレの日の大皿料理「皿鉢(さわち)料理」を食べられるお店だ。
大阪・千日前線新深江駅にある「土佐料理 みなみ」。店内には「現地直送 本場のかつをたたき」という看板がど〜んと飾られているだけあって、高知の食材にこだわった土佐料理のお店だ。
高知県出身のご夫婦で営んでいたが、昨年オーナー兼料理人として働いていたご主人が逝去。その後は奥様と息子さん、娘さんでお店を切り盛りしている。
お店の中に入ってみると、高知県関係のパンフレットがずらり。
(写真提供:土佐料理 みなみ)
広い座敷があり、大阪でも数少ない皿鉢料理を提供するお店ということで、高知県出身者が宴会で使うことも多いという。
きっかけは、ご主人が友人から高知料理の店を大阪で一緒にやらないかと誘われたことだ。
その後、数年で独立し自分の店を開店、移転などを経て現在のお店「土佐料理 みなみ」を開いた。
元々ご主人、奥様ともに高知出身。高知で下積み時代を過ごしていたこともあって、味付けは高知の味そのもの。食材にもこだわり、土日になると、食材を調達するために車で高知まで行っていたという。
現在は、完全予約制で営業している「土佐料理 みなみ」。豪快に盛り付けられた皿鉢料理は、ご主人の逝去後も変わらない名物だ。高知から仕入れたかまぼこやようかん、果物、店頭で藁焼きしたカツオを盛りつけた皿鉢料理を目当てに訪れるお客さんも多いという。
写真のとおり、ご主人の跡を継いだ息子さんの作った皿鉢も立派な高知流だ。
大阪で高知の情報を発信していきたいと語る、娘さんとお母さん。
不定期ではあるが、高知県の市町村が店前で特産品を売ることもあるという。長年やっているので定着しており、2月~4月は文旦を求めて買いにくる人がいたりと、高知の旬の食材を楽しみに待ってくれているお客さんがいることも楽しみの一つだ。
店の前での販売風景は、まるで日曜市のよう。
高知県外で高知料理は楽しめても、皿鉢スタイルで料理を楽しめる店はそれほど多くない。
大阪で高知流の楽しみ方ができる「みなみ」は予約してでも行きたい、高知を感じられるお店だ。女将さんをはじめ、家族全員で高知のように温かく迎えてくれるはずだ。
土佐料理 みなみ
住所:大阪府大阪市東成区神路4-11-19
電話番号: 06-6972-0373
※掲載情報は公開日時点のものです。