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この情報は2022年10月28日時点の情報となります。
今夏、都市対抗野球大会に四国代表として出場した四国銀行野球部が、10月30日京セラ大阪ドームで始まる、社会人野球日本選手権大会に同じく四国代表として出場する。四国銀行の同大会への出場は7年ぶり。
試合での躍動が期待される、注目選手にインタビューを行った。
四国銀行の投手兼打者として活躍する藤井拓海選手。四国銀行の二刀流選手としてチーム内からの期待も高い。
入行1年目で、なんとU-23日本代表選手にも選出された。
先日台湾で開催された「第4回 WBSC U-23ワールドカップ」では侍ジャパンU-23の4番を任され、初戦でホームランを放つなどチームを牽引し、3大会ぶり2回目の優勝を果たした。
藤井さん:初めての世界大会では外国選手の体の大きさ・強さに圧倒されました。オーダー表で自分が4番と知った時には驚きましたが、責任を果たそうと全力で取り組みました。優勝という結果を残すことができ、今後の試合には気持ちに余裕を持って取り組むことができそうです。
四国銀行で二刀流に挑戦している藤井選手だが、大学生の時には野手だったそう。
藤井さん:高校まではピッチャーをしていましたが、大学生で野手に転向しました。四国銀行野球部の練習に参加した時に、「ピッチャーでもいけるんじゃないか」と言ってもらい、現在は二刀流に挑戦しています。
社会人選手権大会の予選では、4番として打席に立ちながら救援マウンドに登板するなど活躍した。
藤井さん:二刀流に挑戦させてもらうからには、結果を出さなければならないという意識が強いです。そうでないと、どっちもやりたいというただのワガママになってしまいますので。結果を追い求めることを曲げずに、追求していきたいです。
特にバッティングでのパワーが持ち味だという藤井選手。
京セラドームでも快音を響かせてほしい。
もう1人の注目選手は、藤井選手と同じく入行1年目の大谷雄志選手。社会人選手権四国予選では、JR四国との決勝戦で逆転ホームランを放ち、チームメイトからは「四国銀行のオオタニサン」と呼ばれている。
自身のことを「運動神経が良くない」と評価する大谷選手が野球を始めたのは、小学校3年生の時。
その後進んだ、中学・高校でも野球を続け、社会人野球を目指すようになる。
大谷さん:大学では結果を出せない時期が続き、何かに取り組まなければと体の使い方を勉強するようになりました。チームメイトにトレーナーを目指している仲間がいたので、その子に動画をとってもらい、一緒にスイングの改良を徹底的に行いました。結果が出ない焦りを我慢して改良に取り組み、プロの動画を見ながら目を肥やす時間を持ったことで、成果を出せるようになっていきました。
そして、大学卒業後の進路に選んだのが四国銀行だ。現在は1番ライトで活躍している。
大谷さん:入行から約半年ですが、この期間が野球人生で一番濃い時間だったと感じています。四国銀行は、他チームと比べると格段に練習時間が少ないと聞いています。だからこそ、「やるときはやる」というメリハリはピカイチですし、チームの一体感は他チームに勝ると自負しています。
四国銀行野球部は平日の午前中に練習を行い、午後からはそれぞれの支店で銀行員として働いている。銀行業務と並行して、銀行員に必要な資格試験などもそれぞれが取得するために勉強するなど、多忙な毎日を過ごしているのだ。
そうした努力する姿を見て、応援してくれる人が増えているのかもしれない。
大谷さん:四国銀行の一員として出場した試合には、愛媛県に住む両親が必ず見にきてくれています。配属されている本店の同僚やお客様も応援してくれ、家族のような温かさを感じています。そうした声に、積極性と長打力で応えたいと思っています!
大谷選手の活躍を期待しているのは、チームメイト、両親、同僚、お客様とたくさん。京セラドームに「オオタニサ〜ン!」と歓喜の声が響くことを期待したい。
四国銀行の初戦の対戦相手はENEOS。なんと、今夏の都市対抗野球大会の覇者だ。
強豪チームを相手に、どんな試合を見せてくれるのか。四国銀行の初戦は、10月31日(月)午後2時から!
第47回社会人野球日本選手権大会
開催日:2022年10月30日(日)〜11月9日(水)
場所:京セラドーム大阪
文/長野春子