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高知県人オーナーシェフが本場イタリアで感じた空気感を大阪で再現!大阪府大阪市浪速区幸町「Torattoria ALBERO」

この情報は2022年7月22日時点の情報となります。

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大阪メトロ・千日前線の桜川駅で下車して徒歩3分。通り沿いから店内を見渡せる大きな窓ガラスと、緑あふれるガーデンテラスが目印の「Trattoria ALBERO」(トラットリア アルベロ)。こちらは、高知県人のオーナーシェフによるイタリア料理のお店です。

店先には石畳が続き、その石畳や建物を囲むように緑が広がって、本場ヨーロッパのガーデンさながらの雰囲気を味わえる開放的なテラス席が見えます。

そんなオシャレな店づくりをされている「Trattoria ALBERO」のオーナーシェフ小谷さんに、お店のコンセプトや今後の事業展開についてお話を伺いました。

子ども連れでも気兼ねなく、美味しいイタリアンを召し上がってほしい

─「Trattoria ALBERO」のお店のコンセプトをお聞かせください

小谷さん:当店のイメージは「リトル・イタリー」です。来店したらイタリアに来たと思えるような雰囲気にしています。店先のガーデンテラス、店内のオープンキッチンなど、陽気なイタリアを感じてもらえる店作りを心がけています。

─天井も高く、窓も大きく店全体が明るいイメージですね。お店の一角に子どもが遊べるスペースがあるのは、ファミリー世帯の多い場所でオープンしたからでしょうか?

小谷さん:そうですね。自分自身が子育てするようになり、少しおしゃれで美味しく食事できる店が少ないことに気づきました。夫婦でゆっくり食事を楽しみながら、子どもも遊べるコーナーがあればいいなと思ったのです。キッズスペースは、お客様にもご好評いただいています。

画像引用:instagram.com/trattoriaalbero/

─キッズスペースが外から見えるところにあるので、子連れでも入りやすい雰囲気ですね。小谷さんは高知のご出身ですが、食材などへのこだわりはありますか?

小谷さん:こだわりというか、旬の食材をどれだけ美味しく提供できるかに心をくだいていますね。食材は、高知にいる実家の両親の知り合いの農家や、漁師から新鮮な食材を送ってもらっています。農家さんから送られて来た、おすすめ旬の食材を見ると、どう調理したら美味しくなるかと腕がなりますね。

画像引用:instagram.com/trattoriaalbero/

─指定の食材を送ってもらうというよりは、送られてきた旬の食材をみてメニューを考えるというスタイルなのですね。桜川駅のあるミナミには、イタリアンのお店がたくさんありますが、アルベロの強みはどこにあるとお考えでしょうか?

小谷さん:旬の食材を使いながらも、他店に比べてリーズナブルに料理をご提供しているところです。ランチは1000円からご用意しており、本格イタリアンを気軽に楽しんでいただけます。

高知から新鮮な食材を仕入れているので、大阪では味わえない本場高知のかつおを味わってもらえるのも強みですね。

本場イタリアで感じた空気感を大阪へ

─高知県のご出身とお伺いしました。大阪で開業するまでの経緯をお聞かせください。

小谷さん:大阪にある辻調理師専門学校で学ぶために、高知から出てきました。卒業後は数軒の店で働き、イタリアへバックパッカーで1ヶ月ほど行ったこともあります。

─イタリアに行かれたのは、料理の修行も兼ねてでしょうか?

小谷さん:本当は、イタリアで料理人として働きたいと考えていました。けれど、当時の社会情勢もあり、夢が叶わなかったんです。バックパッカーで現地の空気や料理に触れるなどできたことは、良い経験になりました。

日本に帰国後、大阪で一番有名なイタリア料理の店「ポンテベッキオ」でイタリアンを学び、他の店でも経験を積んでから「Trattoria ALBERO」を開業しました。

─昔から独立するのは夢だったのでしょうか?

小谷さん:そうですね。真剣に考えるようになったのは、結婚するタイミングでした。それまでに何軒かの店で料理長をやっていたのですが、仕入れ、コスト計算、次の日の準備など店長とやることは一緒だなと感じていました。自分やスタッフのためにするのか、会社のためにするのかの違いなのかと思うんです。

─開業してからご苦労されたことはありますか?

小谷さん:資金繰りと人材育成は苦労しますね。意欲のある料理人は、ある程度理解したり、技術を身につけたりしたら次の店に移るんです。僕もいろいろな店で経験を積んできたので気持ちはわかります。それを考えると、人材のマネジメントは難しいと感じますね。

─腕を磨きたいという気持ちを止めることはできませんもんね。マネジメント面においてだけでなく、現在コロナの影響で飲食業界は厳しい状況が続いています。この苦難を乗り越えるために、どのような対応策を取られていますか?

小谷さん:今でも毎日頭を悩ませていますが、デリバリーに関しては早くから力を入れていました。開店して6年、当店のお客様の8割は常連さんです。それもあって、お客様とはよく話します。そのつながりで新しい事業を始めたりもできていて、ありがたいと感じています。

今後の事業展開について

─厳しい状況のなかでも先を見越して動いておられるのですね。今後の展望や夢などはありますか?

小谷さん:自分も含めてスタッフの所得も上げていきたいので、ほかの事業も展開しています。お客様の紹介で、有料老人ホームのお弁当を作る会社を立ち上げました。今は毎朝6時に弁当事業の方へ行き、昼はALBEROでランチとディナーを提供するという二重生活をしています。

─今の状況に負けずに前へ進んでいる姿に元気がわいてきます。

小谷さん:今後は、さらに2つの事業を立ち上げる予定です。一つめは舞洲にジェラート店をオープンする予定です。2025年に舞洲で開催される大阪万博を見越しての展開です。

二つめは、お米屋さんの開業です。料理人なので、食の根っこである農家さんへは特別な思いがあります。米は、日本の食の原点でもありますから、米穀店をオープンしたいと考えています。

─どちらも「食」にまつわる事業ですね。

小谷さん:あまり知られていませんが、実は高知県でもお米は生産されているんです。お米は寒い地方のほうが美味しいという定説があるため、温暖な気候にある高知の米の認知度はそれほど高くありません。もっと高知のお米のことも知ってほしいですね。いつか、高知のお米を販売する店を構えるのが夢です。

─高知のお米のことは、はじめて聞きました。今後開業を予定されているお米屋さんは、どんなお店にしていこうと考えておられますか?

 小谷さん:地元に密着した、おしゃれなお米屋さんをイメージしています。お客様の好みに合わせたブレンド米や、目の前で精米したばかりの美味しいお米が食べられるおしゃれなお店です。

お米は精米したてが一番美味しいので、都会の人にも精米したての温もりが残るお米の美味しさを知ってほしいですね。

誕生日などの特別な日にはいいお米をプレゼントするといった、プレゼントの選択肢にお米も加えてもらえるような存在になりたいなと考えています。

高知県への想い、高知県人としてのプライド

─高校を卒業するまで高知県で育ったとお伺いしましたが、高知への想いをお聞かせください。

小谷さん:そうですね。海も山も近くて良いところだと思います。振り返れば、小中学生の頃、自転車でどこまでも走って、海や川で遊んだなど良い思い出がいっぱいですね。

高知出身なので、今後も高知の食材は使っていきたいと思っています。

─高知出身で誇りに思うことはありますか?

小谷さん:食に携わっているので、高知の美味しい食材は誇りに思います。きゅうり、オクラ、みょうが、しらすなど、かつお以外にも美味しいものがあるのを大阪の人に知って欲しいです。

─高知県への恩返しの構想はありますか?

小谷さん:高知の美味しいもののなかでも、高知のお米はぜひ知って欲しいです。高知の農家さんが作った米を大阪の人に味わってもらうためにも、高知米の米穀店を開くのが今一番の夢です。

 

お店情報

Torattoria ALBERO(トラットリア アルベロ)

事業内容:イタリア料理

代表者:小谷 達 (おだに たつ)

創業:2015年

住所:大阪市浪速区幸町2-2-30

URL:https://www.instagram.com/trattoriaalbero/(インスタグラム)

電話:06-6561-1684 

営業時間:ランチタイム 11:30~/ディナータイム 17:30~

定休日:火曜日