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【延期開催 高知イベント】9月7日に開催!四万十の夏のフィナーレを飾る『しまんと納涼花火大会』
この情報は2019年2月12日時点の情報となります。
1月に紹介したとさでん交通路面電車の「トリプル・クロス」。クラウドファンディングの支援者向けのイベントで激レアな光景が見られたぞ!
2019年1月4日に当サイトで紹介したとさでん交通路面電車の「トリプル・クロス」。
詳しくはこちら⇒ 高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
クラウドファンディングで集まった支援により作られたダイヤモンドクロッシング(平面交差)とトリプル・クロスを紹介する看板がこのほど完成し、1月21日にお披露目の式典が行われた。
クラウドファンディングの支援者は計279人。その中でも一番額が大きい25,000円の支援をした方への返礼品は、なんと「トリプル・クロス乗車体験撮影会」!
これは電車の運行が少ない夜間にトリプル・クロスを人為的に発生させ、特別に乗車と撮影を楽しんでいただこうというもの。高知家の○○取材班はその体験イベントを取材した。
高知市平野部でも小雪がちらつくほど冷え込んだ2019年1月26日土曜日夜8時半。高知市桟橋通にあるとさでん交通の桟橋車庫では初めてのイベントに向けた準備が進んでいた。
今回トリプル・クロスの再現に使用される電車は、ポルトガルからやってきた外国電車(写真手前右)と開業当時の電車を再現した維新号(写真中央奥)、そして普段よく見かける611号(写真左)の3両。
上の説明図のようにそれぞれの車両が交差点を挟んで3方向から進入。トリプル・クロスは2回再現され、支援者の方々は1回目は車窓から、2回目はカメラマークのある撮影ポイントから楽しめるというものだ。
ちなみにこの日参加された支援者の方は県内外から12名。
受付では路面電車グッズが販売されていた。
支援者の方はそれぞれ好きな電車に乗り込んで、夜9時前に桟橋車庫を出発!
少しずつ間隔を空けて3両がはりまや橋交差点を目指す。
はりまや橋交差点に着いた3両の電車は、まだ通常運行している電車の合間を縫って定位置にスタンバイ。
交差点の一角には今回の撮影のために高所作業車が用意されていて、支援者の方々やメディアはこの上から撮影できるようになっている。取材班も特別に許可を得て高所作業車の上から撮影させていただくことに。
そうこうしていると信号のタイミングを見計らい、1回目のトリプル・クロス再現が始まった。
その様子はこちらの動画をご覧いただきたい。
1回目の再現が終わると支援者の方々は電車を降り、高所作業車やその対面の角など好きなポイントで2回目の再現を撮影する。
準備が整い、2回目の再現がスタート!1回目と違うアングルで撮影したものがこちら。
今回のイベントは混乱を避けるために事前には公表されていなかったのだが、偶然通りかかった人々も思わず足を止めてスマホのカメラを向ける。
今回のイベントについて、1月の取材記事でもお世話になったとさでん交通株式会社 経営企画室 課長の山﨑さんに再び話を伺った。
記者:今回の乗車体験撮影会を終えて支援者の皆さんの反応はいかがでしたか?
山﨑さん:「支援者の方からは『トリプル・クロスは初めて。目で見て乗れて、最高でした。』『こういうイベントで高知が盛り上がっていけばいいですね。』といったお声をいただきました。」
記者:今回初めて人為的にトリプル・クロスを発生させたと思うのですが、今後同様のイベントを行うことはありますか?
山﨑さん:「今回の『夜のトリプル・クロス』はクラウドファンディングの返礼品イベントとして、ダイヤ上は発生し得ない特別な企画でした。現時点では同様のイベントの予定はございません。ただ、トリプル・クロスはたまに発生する現象です。弊社としては高知・はりまや橋に足を運んで頂き、クラウドファンディングで設置した看板もご覧いただいて『出逢えたら幸せ』な偶然を楽しんで欲しいと考えています。」
今回のトリプル・クロスはまさに一夜限り!とても貴重なものだったのだ!
ところで、今回のイベントに参加された方をはじめすべての支援者の方には、会社からこちらの「お礼状」が送られた。
が、右下のイラストをよーく見てほしい。な、なんと社長自らの手書きなのだ!
社長のセンスに驚くと同時にほのぼのとした温かさが伝わってくる。
案内看板も設置され、ますます盛り上がりを見せるとさでん交通路面電車の「トリプル・クロス」。これからもはりまや橋、そして高知を盛り上げていってほしい。
■とさでん交通路面電車
http://www.tosaden.co.jp/train/