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Back To 高知家の2019！世界最大級旅行コミュニティサイトの動物園ランキングで全国1位に輝いた「高知県立のいち動物公園」日記その２

Back To 高知家の2019！世界最大級旅行コミュニティサイトの動物園ランキングで全国1位に輝いた「高知県立のいち動物公園」日記その２

この情報は2021年12月22日時点の情報となります。

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これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の20○○」としてご紹介します！
今回は2019年12月23日にご紹介した、世界最大級の旅行コミュニティサイト「トリップアドバイザー」の動物園ランキングで1位を獲得した「高知県立のいち動物公園」の記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください！

Contents

1 ワオキツネザル
2 レッサーパンダ
3 動物の個性を見つけてほしい
4 施設情報

（のいち動物公園内　からくり時計）

香南市にある高知県立のいち動物公園からお届けするぞ！

その他の「高知県立のいち動物公園」日記はこちら！

第二弾としてご紹介する飼育員さんは、木村夏子さん。木村さんは、農業系の大学を卒業後のいち動物公園に就職して、今年13年目を迎える。

-飼育員を目指したきっかけを教えてください。
木村さん：小さいときから家でインコや亀、ザリガニなど色んな動物を飼っていたこともあり、動物が大好きでした。また、大学時代に実習で色んな動物と接することもありましたし、何より、当園で1年間嘱託職員として働かせてもらえたことがきっかけで、ここで飼育員として働いていきたいなと強く思いました。

-好きな動物はなんですか？
木村さん：一番好きなのは犬です。でも、お世話をしている動物は愛着が沸くので可愛いですね。

今回は、木村さんが約5年間担当している「レッサーパンダ」と「ワオキツネザル」を紹介しよう。

ワオキツネザル

まずは、しっぽが特徴的なワオキツネザル！

この尻尾が名前の由来なんだとか。「輪（ワ）」のような「尾（オ）」！ワオキツネザルは、群れを形成し、単独でいることを好まない動物。

この日も屋外で展示されていた3頭は、揃ってウロウロ、ウロウロ。

木の上で休息するのも一緒。

寒いこの時期は、ヒーターの下でも一緒。

ワオキツネザルと言えば…こちらのポーズ！

おっさん座り！ばっちりカメラ目線をいただき。貫禄たっぷりだ。

3頭以外には、病気療養中の2頭と室内に2頭いるそうだ。

ｰなぜ、元気な2頭は室内にいるんですか？
木村さん：違う群れ同士は、仲が悪くて合わない動物なんです。現在、5頭を一つの群れにしようとしている最中なんですよ。現在、順位の低い3頭（展示中）で、群れを作ったところです。最初に強者で群れを作ってしまうと、後から弱者が群れに入るのは難しいんです。

続けてこんな話も。
木村さん：ワオキツネザルは、メスがすごく強いんです。いわゆる「かかあ天下」。一番強いオスよりも、一番弱いメスの方が順位が上なんですよ。そのため、メスで群れを作ろうとすると大変です。

群れ作りに悪戦苦闘の木村さん。5頭が展示されるまでは、もう少し時間がかかりそうだ。

レッサーパンダ

続いては、レッサーパンダ。屋外展示には、娘（マロン）とその母（みたらし）の2頭。

（上がマロン、下がみたらし）

室内展示には、マロンの父（カイくん）と血縁関係のないメス（カイちゃん）の２頭がいる。

（右がカイくん、左がカイちゃん）

ワオキツネザルとは違い、レッサーパンダは群れを形成しないのだとか。子育ては約1年半ぐらいメスだけで行い、期間を経過すると単独生活へ。母子は解散となり、別々で生活するようだ。

ただ、現在ののいち動物公園では、部屋数の問題から別々での飼育が難しく、仲のよいペアで展示しているのだそうだ。

警戒心の強いレッサーパンダは、他の動物とは違い毎日しているトレーニングがあるという。それは、健康管理をしていくうえで重要となる採血をするためのトレーニング。

-採血のトレーニング？？？とは一体なんですか？
木村さん：採血は、レッサーパンダの後ろの足の毛をバリカンでカットして行います。そのために、まずはエサを食べている部屋にスタッフが入るところから慣らします。日ごとに距離を縮めていきます。警戒心が少しずつ解かれたら、次は足に触れることに慣らします。慣れたら、次にバリカンを持って入り、音や接触に慣らしていきます。次に、注射のかわりに竹串を持ってきて、足に刺します。そこまでクリアすると、次は、実際に採決を行う獣医師と一緒に私がやってきた順序を踏んで、採血にたどり着くということです。

気が遠くなるような地道なトレーニング。そんな毎日頑張っているレッサーパンダの飛び切りかわいい写真をどうぞ！

スヤスヤとお昼寝タイムの様子！この気持ちよさそうな寝顔には、誰もが癒やされてしまう。

動物の個性を見つけてほしい

-読者の方へのメッセージをお願いします。
木村さん：できるだけ動物の能力や特徴を発揮できるよう、展示の仕組みを変えたりするなど取り組んでいます。例えば、レッサーパンダでは、爪を活かして渡れるような不安定な吊り橋を設置したり、足の裏にも生えている毛を見てもらえるように透明のアクリル板を設置するなど、お客さんに喜んでもらえるよう工夫をしています。もっとお客さんに見てもらって、喜んでもらえるように取り組んでいきますので、ぜひ遊びに来てください。

可愛い動物を求めて、のいち動物公園へ足を運んでみよう。

さあ、次はどの可愛い動物を紹介してもらおうかな～。