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高知最古の酒蔵で愉しむ地元の食と酒!高知県中土佐町「西岡酒造」

       

この情報は2021年9月10日時点の情報となります。

自然豊かな高知県では、高知県観光キャンペーン「リョーマの休日」を開催中!
今回は中土佐町久礼にある酒蔵「西岡酒造」をご紹介します。

高知といえばカツオ。

そしてカツオがたくさん水揚げされる町といえば、高知県高岡郡中土佐町久礼(くれ)!

高知市中心部から車で約50分で到着する漁師町には「久礼大正町市場」というカツオはもちろん旬の魚や果物、ローカルフードが楽しめるアーケードがあり、連日新鮮な魚を求める人々でにぎわいます。

そんな「カツオの町」に、高知県最古の酒蔵があるのをご存知でしょうか。

JR土讃線「土佐久礼」駅を降り、3分ほど歩くと見えてきたこちらの看板。

印の指す方へと足を進めると、すぐに今回の目的地「西岡酒造」が見えてきます。

江戸時代中期・1781年に創業。

240年の歴史を持ち、ここ中土佐町で9代にわたって酒造りを行ってきた県内最古の酒蔵です。

建物の中に入ると、大きな釜がお出迎え。

昔はこの釜の上に、原料となる米が入った蒸籠(せいろ)を乗せ、蒸していたそう。

さらに奥には「酒蔵ギャラリー」があり、お酒にまつわる展示品から西岡酒造の歴史を垣間見ることができます。

筆で記された何冊もの帳簿は、西岡酒造のお酒が昔からこの土地で愛されてきた証。

木箱に記された「雪柳」とは、西岡酒造で昔作られていた定番銘柄だそう。

中土佐町内を散策していると、昔の居酒屋の看板などに「雪柳」の文字を見つけることができるので、お散歩ついでに探してみるのも面白いかも。

他にも、高知ならではの宴会「おきゃく」で使われていたであろう絵付けされた大皿「皿鉢(さわち)」と、揃いの食器・酒器、歴代銘柄のラベルなどが展示されていて、古き良き土佐人の酒への愛を感じられるギャラリーです。

そして今回は特別に、普段は立ち入りることができない酒蔵を見学させていただけることに。

しめ縄と神棚が祀られた神聖な空間に、思わず背筋が伸びます。

立派な柱と梁、そして土壁が物語る240年の歴史。

歴史ある蔵の中に、ズラリとタンクが並ぶ姿は圧巻です。

普段は見ることのできない酒蔵ですが、ギャラリーでは酒造りの様子を収めた映像が常時流されていて、手間と時間をかけて丁寧に作られる西岡酒造の酒造りを知ることができます。

そんな西岡酒造を代表するお酒といえば「久礼」。

社長曰く、「世界一カツオに合う酒造り」を目指しているそうです。

8月~9月はぜひ、メジカ(ソウダガツオ)の幼魚である「新子」とともにいただいてほしい。

血合いの多いメジカはとても傷みやすいため、新鮮でおいしい刺身を食べようと思ったなら、港で水揚げされた直後のものを食べるのが大正解。

添えられた柑橘「仏手柑(ぶしゅかん)」をたっぷり絞って食べれば、新子ならではのモチモチ食感とガツンと押し寄せるうまみ、青みのある仏手柑の香りと酸味が口いっぱいに広がります。

すかさず久礼をキュッと一杯やれば、至福そのもの。

冒頭で紹介した久礼大正町市場では、とれたてを捌いてくれるお店に連日行列ができるほど大人気なのです。

午後には売り切れてしまうことがほとんどなので、ご注意を。

また、久礼名物「くれ天」も肴にぴったり。

ギュッと詰まった魚の旨みとほんのり甘みのある味付けが、「久礼」とマッチします。

西岡酒造の社長曰く「くれ天は、トースターでこんがり焼くのがおすすめ」とのこと。

「久礼」と「くれ天」のセットで、お家でも漁師町の味が楽しめますね!

取材の際、社長に「西岡酒造のお酒をとびきりおいしく呑むには?」とお尋ねしたところ、「この土地で、地元の料理や人と一緒に呑むこと」と答えてくださいました。

酒蔵の歴史や土地ならではの食文化、そして地元の人との交流とともに味わえば、何倍にも美味しくなるのが地酒の醍醐味。

今はなかなか気軽に旅をするのが難しいご時世ですが、中土佐町に行ったことがある方は、美味しいカツオと活気ある漁師町を思い出しながら一杯。

中土佐町に行ったことがない方は、落ち着いて遊びに行けるようになる未来を楽しみに、西岡酒造の酒で一杯やってみてはいかがでしょうか。

 

 

有限会社西岡酒造店

住所:高知県高岡郡中土佐町久礼6154番地
電話:0889-52-2018
http://www.jyunpei.co.jp/index.shtml

 


情報提供:リョーマの休日キャンペーン推進委員会
高知県観光キャンペーン「リョーマの休日」特設サイト

https://kochi-experience.jp/

大自然を体感するアクティビティをはじめ、カツオの藁焼き体験や、土佐和紙の紙すき体験など、地元の人とふれあいながらほっこり楽しむことができる体験プログラムも充実し、訪れる人それぞれが、魅力的な休日を堪能することができます。

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