10月、季節は秋。
朝夕が肌寒くなって、アレに入りたくなると言うおだっち。
そう「アレ」とは…
生命保険?
いやいや車の保険?
それも違う。
入ると身も心も温かくなる…
そう、温泉。それも今回入るのは特別な温泉だと語るおだっち。
そして「今から行きますので、お湯を張っておいて下さい!」と、電話で予約を入れるおだっち。
そこは完全予約制で、しかも貸切専用の温泉なのだという。
トンネルをくぐり山道を抜け、熱燗ドラゴンのふたりが向かったのは…
高知市から車でおよそ1時間半の場所にある津野町「郷麓温泉」。
ちなみに「郷麓(ごうろく)」という名前は、源泉が見つかった一帯の標高が356mだったことから名付けられたそうだ。
玄関で熱燗ドラゴンのふたりを出迎えてくれたのは女将の山岡さん。
湯加減を見てくるからと、デッキへと案内されたふたりだったが、あまりの絶景に感激!
緑いっぱいの風景に川のせせらぎ。
街の喧騒から離れて身も心も癒やされること間違いなし。
この川は、四万十川の支流「北川川」といい、矢筈峠付近を源流とし、梼原町で梼原川に合流し、四万十川へと続いている。
いよいよ入浴!
ということで別館の貸切風呂へと移動するふたり。
ゆったりくつろげそうな雰囲気の浴室。
その窓から外をのぞけば、まさに絶景!
ダイナミックな風景がすぐ目の前に広がる。
さぁ、いざ入浴!
「あぁ~~~~!!」と、揃って気持ちよさそうな声を上げるふたり。
どうやら湯加減はバッチリらしい。
また、赤いコックをひねればお湯を足すことができ、お好みに合わせて温度が調節できるという。
温泉の泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、とろとろの湯ざわりと硫黄の香りがあるのだという。
その効能はアトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、さらには自律神経を整える効果もあるのだという。
この温泉をより楽しむには、窓際で寝転がるように湯船につかってみるのがおススメ。
そうすると窓から見える風景の臨場感がより一層増すのだとか。
眺めているだけでは満足できず川遊びに降りてきたふたり。
童心に帰って遊ぶ遊ぶ。
川の水にプカプカと流されてみたり。
遊び疲れてデッキに戻ってきたふたりをもてなしてくれたのは、ここの温泉水で淹れたほうじ茶。
とろりとした喉越しで、冷えた身体を温めてくれる。
実はこの施設、温泉だけでなく宿泊用の部屋も設けられており、一泊二食付きひとり8,300円から宿泊することもできる。
部屋にはお風呂も付いていて、部屋の中で1日まったりとくつろぐことも可能だ。
「秘湯だけに、ひとに教えたくないくらい良いところ!」と大絶賛のふたり。
街の喧騒を忘れてゆっくりと過ごすにはもってこいの秘湯「郷麓温泉」に、ぜひ癒されに訪れてほしい。
施設情報
郷麓温泉
住所:高岡郡津野町北川8310
電話:0889-62-2336
[貸切風呂]
料金:大人 1,000円/小学生 500円
時間:午前11時~午後3時
定休日:木曜日
※2時間前までに要予約
[宿泊]
一泊二食付き 8,300円~(税別)/人
※要予約・小学生は半額
※情報提供※ テレビ高知
文/大山祐司