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響き渡れ我らの音楽よ!「第41回 高知フライデー・ウインド・アンサンブル 定期演奏会」開催!
この情報は2021年8月25日時点の情報となります。
「継業」とは、地域で生まれた「なりわい」を引き継ぎ、第3者の新たな感性と価値観で再活性化し、継続できる「なりわい」を営むこと。店舗や設備などの一切を引き継いで使用できるほか、そのお店の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスとして活用されている。
今回は、室戸市で継業者を募集している事業者を紹介するぞ。
今回ご紹介するのは、高知市中心部から車で2時間弱。室戸市にある宮崎造船所だ。
お話を伺うのは、宮崎造船所の宮崎敏さん(写真左)。
祖父の代から続く造船所の3代目になる。
宮崎造船所は太平洋に面した場所にあり、工場と事務所を合わせると600坪もの広い土地を漁協から借り受けて営業している。
室戸市は古くから漁業が盛んな街だ。
そんな室戸で営業する宮崎造船所の主な顧客は、地元の漁師さん。
最盛期には17〜18名ほどの従業員とともに新船を造ることもしていたが、現在は修繕やメンテナンスに絞って、地域の産業である漁業を支えている。
宮崎造船所で行う修繕やメンテナンスは、主に船体の補修。
FRP(Fiber Reinforced Plastics)という、繊維によって強化されたプラスチック素材を使用して行うことが多いのだそうだ。
宮崎さん:現在は、年間で40件ほどの依頼を受けて修繕・メンテナンスしています。修繕は、数日で終わるものから数ヶ月かけて行うものまで様々ですが、1隻あたり2ヶ月ほどかけて作業するものが一番多いです。
工場内には、現在製作中だという操縦席を見ることができた。
宮崎造船所では、経験者はもちろん未経験者の挑戦も受け付けている。
-応募するにあたって、必要な資格などはありますか?
宮崎さん:必須の資格というのは特にありません。技術は全てお教えします。技術を習得するまでには数年かかると思いますが、見習い期間中は従業員として賃金を支払います。経験者の場合には、希望を伺ってから対応したいと思います。
-事業を継続してきた中で、大切にしてきたことはなんですか?
宮崎さん:「嘘をつかない」ということでしょうか。できる事はもちろん精一杯やりますが、同時にできない事があるのも事実です。良い恰好をしてできない事をできると言ったりせず、一人ひとりのお客さんに真摯に向き合うことを一番大事にしてきました。昔は、できない事を伝えることで言い合いになったこともありましたね。笑
-どんな方に来てもらいたいですか?
宮崎さん:経験の有無よりも、本人のやりたいという思いが何より大事だと思います。独立して自分でやっていくという気概のある方がいいですね。
また、既存の施設や設備を生かして新規事業にチャレンジすることも可能だという。
例えば、造船の技術を生かしたモノづくりや、ジェットスキーといったマリンレジャーなど。
造船業を事業の主軸として地域の伝統的な産業を支えながら、こうした新規事業の可能性を追求できる場所は貴重だ。我こそは!チャレンジしてみたい!という挑戦者の応募を待っている。
問い合わせ先
高知県事業引継ぎ支援センター
電話:088-802-6002
担当者:野崎・原
※情報提供:一般社団法人 高知県移住促進・人材確保センター
一般社団法人 高知県移住促進・人材確保センター
住所:高知市本町4丁目1番32号 こうち勤労センター5階
電話:088-855-7748
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