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【高知グルメPro】地元愛されイタリアンから人気の和食屋に夜の〆の屋台餃子までそろう「廿代町」のおススメグルメ6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2021年7月11日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」のなかで取り上げたおススメうどん店6選をご紹介!
目次
美食おじさんマッキー牧元さんいわく「高知のうどんは同じ四国の讃岐うどんのような強烈なコシではなく、また博多や大阪、京都のようなやわな感じでもなく、その両方の良さをとったようなうどんで、妙に親しみが湧く」という高知のうどん。
今回は美食おじさんマッキー牧元さんが高知県内西から東までくまなく食べ歩いたお店の中から、うどん店6店をご紹介します。
「うどんはここでしか食べないんです」。
テレビで広末涼子が、そう明言していたうどん屋がある。
高知は、うどんとはあまり縁のない県と思われているが、このコラムを読んでいる方はご存知のように、うどん実力県なのである。
その中でも高知出身の彼女が、小学校時代から通い、他の地方でも浮気せずにたった一軒通い続けているうどん屋があると聞けば、そりゃあ行きたくなる。
高知市にある「麺房 三宅」である。
店は街内ではなく、閑静な住宅街の中に、ひっそりと佇んでいた。
しかし、中に入ると満席である。
大勢のお客さんが、一心不乱にうどんをすすっていた…
続きを読む▶▶優しいがたくましい。広末涼子が長年ハマっているうどん屋さんとは 高知県高知市伊勢埼町「麺房 三宅」
うどんをいただく前に、「青さのり天ぷら」220円に、こじゃんと(土佐弁で「すっごく」)冷えたキリンビールを注文する。
サクサクッと衣が軽やかに砕け散ると、アオサ海苔の香りが広がり、鼻に抜けて行く。
そこですかさずビールを飲む。
ああ、たまりません。
香り、微かな苦みなど、濃厚なアオサ海苔の味わいがあって、舌の上でねろねろやってると甘みが出てくる。
そこですかさずビールを飲む。
店の奥には田んぼが広がり、のどかな景色を見ながらの昼ビールを飲む。
他では味わえない、この時間が愛おしい。
さあ、いよいようどんである。
まずはその実力を知るために、「ざるうどん550円」を頼んだ…
続きを読む▶▶カレーにぶっかけ、ざるうどん。旨いうどんは高知黒潮町にあり 高知県幡多郡黒潮町入野「いろりや」
高知のいいところは、海沿いからでも車を30分も走らせれば、山中に入るところである。
海と山という自然の原点に、身を置く心地よさを味わえるところなのだ。
今朝も山中に入り、山道を走ること1時間20分ほど、山深い吾川郡仁淀川町沢渡(さわたり)地区にやってきた。
清流が走り、山々が迫る。
果たしてこんなところにレストランはあるのだろうか。
するとその店は、街道沿いにポツネンと佇んでいた。
「茶農家の店あすなろ」と書いてある。
陽光がたっぷりと差し込んだ店内が心地よい。
その先のテラス席に陣取ることにした…
続きを読む▶▶これぞご馳走!山深き茶農家レストランでいただく地元食材あすなろ御膳と茶の香うどん
この店の一番人気だという、冷たい、とり天ざるうどんが運ばれた。
ビヨヨーン。これまた伸びる。
熱々のとり天をかじり、冷たいうどんを噛む。その対比が楽しい。
冷たいうどんは、さらに奥歯で噛み締めさせ、喉に落ちた後に、ほのかに甘い、小麦粉の風が吹き抜ける。
ああ。いいうどんだなあ。
こうして250gはあるうどんは、瞬く間になくなっていく。
この土地出身の店主・伊藤勝也さんは、東京でバンドをやっていたという。担当はドラムだった。
高知に帰り、うどん屋を始めようと思い立ったが、料理経験はなく、ネギを切ることすらできなかったという…
その店は四万十川の近く、田んぼの中に佇んでいた。名を「田子作」という。
初めて訪れたのは、8年前である。
厨房に立つおばあちゃん1人の後ろに、青々と広がる田んぼと山々が美しかったことを思い出す。
アオサうどんに野菜を追加して頼むと、おばあちゃんが言った。
「野菜は全部自分の畑で作ってんのよ」
「そうですか。今はどんな野菜ですか?」
「人参でしょ。ほうれん草に大根、ネギ。あとは忘れた」。
可愛らしいおばあちゃんはそう言って笑った。
薄口醤油の甘さが効いたこぶだしの淡い色のつゆが美味しかったことが忘れられない。
そして、今回8年ぶりに訪ねた…
続きを読む▶▶一杯2,000円也 鮎に川海老に青のり 四万十川の恵み盛り盛りうどん
実は高知は、隠れたうどん県である。
そりゃあ、うどん県を公言する香川県には、数ではかなわい。
しかし街を歩いていると、意外にうどん屋に出会う。試しに入ってみると、どの店もおいしい。
しかも香川のような強烈なコシではなく、大阪や京都のようなやわな感じでもなく、その両方の良さをとったようなうどんで、妙に親しみが湧く。
そんな店の一つが、高知市内にある「手打ちうどん 藤家」である。
ご覧のように、街並みに溶け込んでさりげなく、特別感があるわけでもない。この日常感がいい。
店に入れば、サービスの女性と料理人の男性と二人で、のんびりとした空気が流れている…
続きを読む▶▶高知は隠れたうどん県だったの巻 うどんとタイとの関係
いかがでしたか?
まさに、高知は隠れたうどん県でしたでしょう?
カツオだけじゃない高知の食を楽しみに来てくださいね。