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Back To 高知家の◯◯!高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
この情報は2021年10月26日時点の情報となります。
学校法人龍馬学園の国際デザイン・ビューティーカレッジの学生さんが、「高知家の〇〇」とコラボレーション。
「Tシャツアート展」と「カツオのぼり」を紹介してくれました。
黒潮町の入野の浜で「Tシャツアート展」がはじまったのは、1989年のことである。
「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」というコンセプトのもと、「写真・絵画などの展示会は室内でするもの」という考え方を180度改め開催された、世界ではじめてのTシャツアート展だった。
その後、Tシャツアート展は相模湾の真鶴町と羽山町、インド洋に向かうケニア、そしてモンゴル、ハワイ、ガーナやパラグアイへと広がっていった。
それから30年以上の時が流れ、その「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」というコンセプトは「私たちの町には美術館があります。美しい砂浜の美術館です」へと昇華していった。
4㎞にわたる砂浜を美術館としたことで、創造力は次々に開花し、「キルト展」や「漂流物展」といった展示と並び、「美しい松原」や「沖に見えるクジラ」、「卵を産みに来るウミガメ」、波と風が「砂浜にデザインする模様」など様々なものが作品となったのである。
浜辺にロープを張り、作品をプリントしたTシャツを並べた、「Tシャツアート展」は毎年ゴールデンウィーク5月前半に開催される、砂浜美術館を代表するアート展。
砂浜一面に並んだTシャツが、海をバックに風になびく姿は実に爽快だ。
今年はコロナウイルス蔓延の影響で、昨年に続き延期開催となり10月30日(土)~11月3日(水祝)の午前8時~午後4時で開催される。
開催期間中は、WEBショップ「すなびてんぽ」のグッズやTシャツをモチーフにしたグッズがずらりとならぶ「砂浜のすなびてんぽ」や、黒潮町や幡多地域周辺のおいしいものやステキなものが大集合する「海辺のお店やさん」、砂浜に赤いポストが設置される「砂浜からお便りしませんか?」などのプログラムが予定されている。
また10月31日には、家族愛や結婚式の思い出などがテーマとなったハッピーなTシャツに囲まれ開かれる「砂浜ウェディング」も開催される予定だ。
砂浜美術館のHPで「Tシャツアート展プログラム」、「Tシャツアート展感染症対策」などをご確認いただき、是非ご来場いただきたい。
NPO 砂浜美術館
住所:〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5 ビオスおおがた情報館内
TEL:0880-43-4915(午前9時~午後5時)
HP:http://www.sunabi.com/
「カツオのぼり」が見られるのは、Tシャツアート展とおなじく黒潮町。坂折地区の伊与木川河畔では、こどもの成長を願って、2001年から地元有志たちにより、「カツオのぼり」と「鯉のぼり」の川渡しが毎年4月下旬頃~5月初旬に行われてきた。
風に揺れ、青空の中を優雅に泳ぐ、100匹ほどの青く美しい「カツオのぼり」と色とりどりの「鯉のぼり」はこの時期の名物であり、多くの高知県民、観光客が押し寄せる観光スポットである。
だが、今年2021年はコロナウィルスの蔓延により、秋の開催も検討されたが、残念ながら中止が決まった。
例年ゴールデンウィークに「カツオのぼり」と「Tシャツアート展」をセットで見に行く方も大変多く、悲しいことではあるが、来年の開催を期待しよう。
そして、晴れて「カツオのぼり」が空を泳ぐ時が来たならば、ぜひ足を運んでいただき、優雅で勇壮な「カツオのぼり」をご覧いただきたい。