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この情報は2018年9月25日時点の情報となります。
大阪の堀江といえば、洋服屋さんが並ぶアパレルの街。そんな街中にちょっとおしゃれな高知食材を出すお店がある。お店の名前にトッサ(土佐)と入っているが、いったい高知県とのかかわりはどのようなところにあるのだろうか…
静かでおしゃれな町「堀江」にある和食とフレンチの店「Tossa de coração(トッサ・ジ・クラッサン)」。
実はこのお店を運営している会社は、高知県土佐市にある旅館「三陽荘」も運営している。
「Tossa de coração」を作り上げたのはオーナーの廣瀬さん(兵庫県出身・写真左)とシェフの濱田さん(高知県出身・写真右)の2人だ。
1人目は不動産業と三陽荘を先代から引き継いだ廣瀬さん。
―先代の社長は徳島出身ということで高知との繋がりがまだ見えないですが、進出のきっかけってなんだったのでしょうか。
「三陽荘を作ったきっかけは、『弘法大師との出会い』と『お遍路』と聞いてます。『お遍路』を何度も回っているうちに自分の受けたおもてなしをどこかで返したいという思いがあり、『お遍路』を回られている方のために作りました。なので、札所36番に青龍寺の近くにあるんですよね。」
―廣瀬さんが引き継いだあと、今度は堀江に「Tossa de coração」を作られたということですね。場所のこだわりなどはあったのでしょうか。
「三陽荘があることもあり、大阪と高知の人の流れを作りたかったのと、高知の食材を大阪で広めるところが欲しかったので。お店で美味しいものを食べてもらうことで高知の食材のよさが広まる。そこから、興味を持ってもらって行ってみたいと思うことで今度は人の流れができる。そんな場所を提供したくてはじめたのがこのお店です。店の場所に関しては、お客様にゆっくりしていただける落ち着いたお店にしたいという思いが、ちょうどマッチしたのが堀江だったんですよね。」
2人目はシェフの濱田さん。もともと洋食のシェフで大阪や高知の飲食店をいくつか経験した後、三陽荘で総料理長を務め「Tossa de coração」を出店するために3年前から大阪に出てきて、お店の企画を廣瀬さんと一緒に考えてきたそうだ。
「Tossa de coração」の料理テーマは、『高知食材を活かした創作料理』。
濱田さんが洋食のシェフということもあり、「酒盗とフルーツトマトのカプレーゼ」や
「カツオとフエ鯛のカルパッチョ」などのフレンチから
「ゆずたまのだしまき」まで。和洋にこだわらないメニューとなっている。
また調味料も高知のものにこだわり、いごてつの塩や酢みかんなどを使用しているそう。
もちろんお米も高知産。
冷蔵庫には、料理に合うワインや高知の日本酒がずらりと並んでいる。
今回、記者は「カツオとフエ鯛のカルパッチョ」をいただいた。見た目はさっぱりとしているが、泡状になったぽん酢に、にんにくがたっぷり効いており高知らしい味となっていた。これはお酒が進む。
2階には広々とした空間があり、パーティーでの利用や貸切も可能だそう。
また、いろんなお客様に来ていただくためにお得にドリンクが飲める「トッサのHAPPY WEEK」を今月から始めたそう。
一週目の高知の地酒飲み放題は、日本酒好きにはたまらない1週間となりそうだ。
今後に関しても、さまざまな展開を考えているという広瀬さん。濱田さんと二人三脚で大阪と高知だけでなく、いろんなところと高知を繋いでくれる懸け橋となりそうだ。
Tossa de coração(トッサ・ジ・クラッサン)
住所/大阪府大阪市西区北堀江1-6-19
電話番号/06-6599-8103
定休日/水曜日