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【高知家の○○月間人気記事ベスト5】地元愛されグルメや高知の守り継ぎたい伝統をご紹介
この情報は2021年6月3日時点の情報となります。
一昨年から始まった、高知県警察の採用募集PR動画の出演者を選出するオーディションイベント「高知の高校生CM出演者オーディション」。
現役の高校生が主演する全国に例のない動画が話題となったが、今回(本日)発表された第3回目となる今年の開催内容、そこには「出演者」と「楽曲」という文字が!?
第1回(2019年)は6名、第2回(2020年)は4名と、2度のオーディションで計10名の現役高校生が出演してきた高知県警のPR動画。他に例をみない取り組みに、県内外で大きな話題を呼んだ。
第1回(2019年)のPR動画はこちら⇒ 高校生が主演を務める「高知県警PR動画」がついに公開
第2回(2020年)のPR動画はこちら⇒ 高校生の本音トークが炸裂!高知県警察PR動画第二弾に出演した高校生のNGなし座談会
本日(2021年6月3日)、第3回CMオーディションの開催が発表され、高知県内の現役高校生の募集が始まった。
なんと、今回募集されているのはCMの出演者とCMのテーマ楽曲!
今回の募集を呼びかけるPR動画をはじめ、これまで数多くの魅力的な警察官の姿を映し出し、発信している高知県警察。
これまでの映像は公式YouTubeチャンネルで公開されていて、警察公式のチャンネルとしては全国第3位の登録者数を誇る。
そしてこの動画の数々は、なんと映像制作会社が作ったものではなく、1人の現役警察官によって作り上げられているのだ。
『警察官撮ル警察官』そんな名称で動画を手がけている高知県警察本部警務課 警部補の西森達也さんに、改めて今回のCMオーディション開催について伺った。
-第3回を迎えた高校生オーディション、改めてその目的について教えてください
西森さん:オーディションは、高校卒業者を対象とした警察官採用試験募集のPRを目的としたものです。ですが、発足の段階から、単に警察官の採用情報だけを告知するものではなくて、高知で暮らしている全ての高校生や若者にとって意味のあるものにしたいという思いがありました。
普段は関わることのない警察と一緒にPR動画制作し、メディアと関わること、そしてTVCMに出演するという滅多にないチャンスに挑戦する機会を提供することで、若者に「高知にも自分を表現する場所があるのだ」と再認識してもらって、地元高知を盛り上げる機会にしたいというのが、もう一つの目的です。
未だコロナ禍が続く中、学生の発表や表現の場にも制限が多いと聞いています。そんな中ですから、少しでも高校生参加型のイベントを実現させたくて、第3回の開催に踏み切りました。
-これまで第1回、第2回と開催して、反響はどうでしたか?
西森さん:おかげさまで多方面から多くの反響をいただきました。
出演した高校生には良い機会が提供出来たと思いますし、私たちは逆に彼らからパワーを分けてもらって、普段とは違う制作となったように思います。熱量に負けそうになっちゃうくらいでした。さすが、高知の高校生はすごいなと。
TVCMを見た警察官希望者からの声や、街頭モニターの放映を見て黄色い声を上げてくれていた学生たちを偶然見かけたときは嬉しかったですね。
驚いたのは、高校の先生方からもオーディションイベントを喜んでいただく声が聞けたことです。選出されていない高校の先生からは「次はウチの生徒を」なんて。毎年夏時期に開催していますが、よさこい祭りのように、高校生にとって毎夏の高知のイベントのひとつと認識してもらえれば嬉しいですね。
-今回の開催内容は「出演者」+「楽曲」となっていますが!?
西森さん:第1回、2回と同じように「出演者」はTVCMやPR動画に出演いただく、高知の現役の高校生をオーディション選出するものです。選出された高校生には、それぞれの特性や魅力を発揮してもらって、映像の中で視覚的な”主役”になってもらいます。
そして「楽曲」は、そのTVCMなどで使うテーマ楽曲を高知の高校生が制作した曲の中から選出するというものになります。音楽は映像の方向性やイメージを大きく担う大事なパートとなりますので、出演者と同じく、大事な役割になります。
-なぜ今回楽曲の枠を設けたのですか?
西森さん:実は前回開催の時から構想はあったのです。現役高校生にスポットをあてるイベントとして開催し、第1回、2回ともにたくさんの応募がありましたが、どうしても出演枠は限られてしまいます。出来る限り制作に関わる機会を増やして、高校生の表現の場を広げたいという思いから、吹奏楽やバンド活動、個人のDTM制作(パソコンを使用した楽曲制作)など、様々な形で音楽活動を行っている高校生の発表の場としてオーディションという場を提供出来ればと企画しました。
-いろいろな企画が頭の中にあるんですね。その発想の源は?
西森さん:ずばり、「自分が高校生だったらこんな機会が欲しい」ということです。自身も高校時代はバンド活動やクラブDJの経験がありましたので、日頃の練習の成果というか、エネルギーの発散というか、人前で演奏するライブなどの機会が待ち遠しかったです。
SNSなどが発展し、自分自身で情報発信ができる時代になっています。それでも、テーマ曲としてTVCMで放送される機会というのはめったにないチャンスです。
音楽に情熱をかたむけている高校生にとって、チャンスを掴む場としてオーディション企画を提供出来るのではないかと思いました。コロナ禍でライブの機会もめっきり減ってしまっているそうですので、新たな表現の場所のひとつとして挑戦してもらえると嬉しいです。
– どんな人に応募してもらいたいですか?
西森さん:オーディションイベントには「高知を盛り上げる」という趣旨があります。ですから、当然、地元高知を愛する気持ちの強い方に応募してもらいたいです。
でも、単純に目立ちたいだとか、TVCMに出たい、自分の音楽を聴いて欲しい、そんな思いだけでも充分だと思います。
高校生という多感な時期に発せられる特別な力のようなものに、第1回、2回とも大きく助けられました。内に秘めたパワーを発散したくてしょうがないといった方もぜひ。
-ずばり、選出基準は?
西森さん:出演者も楽曲も、選ばれやすいのは自己表現力の高い人や作品だと思います。
もともとこのオーディションでは、演技力や特技だとか、特別なことは一切求めていません。楽曲の募集にも、あえてテーマだとか制作状況の制限を設けませんでした。
都会と違って、田舎の高知には何もないと思われがちですが、人の魅力というのは高知には溢れていると思いますし、どこにいても素晴らしい作品を作り上げることは出来るはずです。自分自身を表現出来る力が強い方であることがいちばんの選出基準です。
– 完成作品の構想はありますか?
西森さん:今はまだ完成の構想はないんですよね。警察官の採用募集PR動画ということは決まっていますが、構成は選出者や楽曲が決定してから進行します。
つまり、選ばれた高校生や作品に沿って映像が作られていくわけで、まさに高知県警と高校生の合作となります。どんな映像に仕上がるのか、完成まで本当に楽しみです。
過去2回のPR動画に出演した生徒たちは、友達とともに一つの作品を作りあげることや映像を通して新しい自分の一面に気づけたり、多くの反響への喜びを口にしたりしていた。
「いろんなジブン、見つかる」そんな機会や喜びを味わってみませんか?
・出演者
対象者 : 高知県内所在の高等学校に在学中の高校生若干名(最大5名程度)
(年齢・学年・性別問わず、演技経験不要)
申込期間:2021年6月3日(木)から6月28日(月)まで
一次審査:書類選考
二次審査:2021年7月24日(土)
・楽曲
対象楽曲:高知県内所在の高等学校に在学中の高校生(または同高校生複数人)が制作したオリジナル楽曲 ※1曲が20秒以上 – 240秒以下
※歌唱曲・インスト曲・ジャンルを問わない
※単独・合同(バンド等)制作を問わない
※生演奏・DTM等の制作条件を問わない
審査方法:楽曲データの送付による選考
・申込方法
原則、インターネットによる申込
高知県警察ホームページ「こうちのまもり」
https://www.police.pref.kochi.lg.jp