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この情報は2021年5月21日時点の情報となります。
吾川郡いの町にある「The Roots ino」。地元産の有機生姜をはじめ、野菜をふんだんに使ったごはんが自慢のお店だ。田園風景のなかにある、早朝からオープンしているお店。そのメニューなどをご紹介。
今回訪問したお店は、いの町に昨年オープンしたカフェ『The Roots ino』。
高知市からいの町中心部への国道33号線に車を走らせ、中心部から少し南に入った農地が広がるエリアにぽつりと店を構えている。
目印は、店舗横にある大きなトレーラーハウス。
現在この建物は使用されてはいないが、トレーラーハウスにそって飲食スペースが用意されている。
この店の店主は2人。
大日方 由利江さん(左)と首藤 愛さん(右)。
2人の出会いは、数年前。オーストラリアで仕事を共にしたことがきっかけで、意気投合し、帰国後も連絡を取り続け、昨年高知に移住。縁あって、この場所に昨年秋、カフェをオープンすることになった。
カフェの1番の売りは、地元産の食材をふんだんに使っていること。
特にここ、いの町で生姜の有機栽培を行う刈谷農園さんの食材を中心に使用している。
また、敷地内にある自分たちの畑で取れた食材を使用して、ソースなどの調味料を手作りしている。
『カフェで出すものは、なるべく地元で手に入るものを使いたい』と、大日方さんは言う。
席数は全て屋外で、12席ほど。店舗前に設置されているビニールハウス内でも食事が可能だ。
今回、高知家の〇〇スタッフはお昼に訪問したので、ランチとして利用させてもらった。
「ハンドロールセット 2本(900円)」
・ポークジンジャー
・ロースト野菜
ハンドロールは5種類の中から好きな具材を自分でチョイス。たくさんの野菜が入っているので、ヘルシーでお腹いっぱい食べても罪悪感が少ない。
サラダとミニロール、生姜たっぷりの味噌汁もついてくるなんともお得なセット。
ポークジンジャーは、有機生姜の千切りがこれでもか!というほど入っていて、見た目では辛いのかな?と恐る恐る口にしたが、しゃきしゃきとした歯応えと生姜独特の香りが口の中に広がり、辛みはなくとても食べやすい。
ハンドロールという形でのおかずの提供は、海外のカフェ勤務経験から思いついたものだそう。
ランチのおともに、刈谷農園さんの有機生姜をふんだんに使ったRoots自家製の「ジンジャーエール(400円)」も注文。
生姜を食べて、飲んで、ランチを食べ終わる頃には身体が自然と温まっていくのが感じられる。
「The Roots ino」では、食事だけでなくスイーツも用意されている。
今回、食後に頼んだのは、「キャロットジンジャーケーキ(350円)」と「バナナウォルナッツケーキ(350円)」。
自家焙煎だという「ドリップコーヒー(400円)」とともにいただく。
無農薬人参、有機生姜にレーズンやナッツのゴロゴロ入ったキャロットジンジャーケーキは、見た目の主張はそれほど強くないものの、素材の味がしみ込んでいて、また食べたくなる一品。
テイクアウトもできるため、是非一度食べてみて欲しい。
生まれも育ちも違うものの、縁あって高知にたどり着き、カフェを営む2人。
しかし、長年の友人かのような雰囲気で、とても仲睦まじく作業している姿がとても印象的だった。
朝からお昼過ぎまでオープンしているので、モーニングに、ランチに、テイクアウトに、ちょっとした休憩にと様々な用途で使うことのできるお店。
農のある暮らしを感じながら、地元の食材で作られる2人の味を堪能あれ。
店舗情報
The Roots ino
住所:高知県吾川郡いの町1031-1
営業時間: 午前8時〜午後3時(ラストオーダー午後2時)
電話番号:なし 店舗instagramのみ(@the_roots_ino)
定休日:日曜、月曜、火曜
作/畠中詩織(ごま塩)