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高知県民のデジタル化調査&企業さん必見のデジタル化を強力バックアップする銀行のサービスとは

       

この情報は2021年4月8日時点の情報となります。

      目覚ましい進化を続けるIT技術。

      暮らしの中でも、職場でもデジタル化の波が訪れているが、その波に乗れていますか?

       

      暮らしのデジタル化、進んでる?

      実際、高知在住の人たちの暮らしのデジタル化はどれほど進んでいるのか。

      気になった○○編集部は、高知県民にアンケートを実施したぞ!

        アンケート対象者:高知県内在住の男女

        有効回答:132件

       

      Q1.ネットでのお買い物はどれくらいの頻度で利用していますか?

      ネットを利用したお買い物は、大多数が「月一回程度」利用しているという結果に。「週一回以上」というヘビーユーザーはまだまだ少ないようだ。

      そして、「ほとんど利用しない」「利用したことがない」という方が合わせて約2割。実際にモノを見て買い物したい、対面でのショッピングを好む方も一定数いることがわかった。

      総務省の調査では、家庭でのネットショッピングの利用率はコロナ禍に初めて5割を突破したとある(総務省 家計消費状況調査 2020年5月)。

      これと比べると、高知県のネットショッピング利用率は「週一回以上」「月一回程度」合わせると約8割。

      ネットショッピングを気軽に利用する割合が高いということが分かった。

       

      Q2.テレワークしてますか?

      緊急事態宣言下で急激に進んだテレワーク。現在の状況はどうか聞いてみると、9割弱が通常の勤務スタイルになっていることが分かった。だが、約1割の県民は定期的にテレワークを実施しており、新しい働き方を現在も実践中だ。

       

      Q3.自宅や職場で、AI家電(ロボット掃除機やAIスピーカーなど)を利用してますか?

      暮らしを便利にすると話題のAI家電を利用している人はどれほどいるのか聞いてみると、約2割の人が活用中。さらに、家電とスマホを連動させ、外出先からコントロールしたり、利用状況を確認したりと使いこなしている人が約1割もいるということに少し驚き。

      8割弱は「利用していない」となっているが、今後は少しずつ利用している割合が増えていきそうだ。

       

      Q4.クラウド上でデータ管理してますか?

      スマホで撮った写真や動画データはクラウドで管理している、という人は多いはず。ということで、クラウドの利用率についても調べてみた。

      「基本的にクラウドを利用し、メール添付やUSBなどは利用しない」というセキュリティかなり高めの方が、なんと3%いた。企業の危機管理の観点からセキュリティが重要視されてきている今、こうした利用の仕方が少しづつ増えていきそうだ。

       

      Q5.暮らしの中でデジタル化は進んでいると感じますか?(例:決済機能やデジタル機器の導入、クラウドサービスの利用など)

      今後については、「デジタル化が進んでいると感じる」と「どちらとも言えない」が4割強で拮抗する結果に。

      多様なデジタル決済機能やクラウドサービスが次々に生まれる反面、利用するものは少数に限って活用する傾向があるようだ。今後どのようなサービスが生まれるのか、その内容は?などを精査して判断する、慎重な面が垣間見えた。

       

      「デジタル化」というと都市部の方が進んでいるイメージだったが、今回の県民アンケートでネットショッピングの利用やクラウドサービスの利用など、様々な場面で進んできていることが明らかになった。

      それは個人の暮らしのみならず、企業においても同様。テレワークの実施など各社で様々な取り組みが行われている。

      次は、個人でのインターネット利用がまだ一般的に広まっていなかった20年以上前からネットショップに取り組んでいる企業に、WEBの活用やその進化の過程についてお話を伺った。

       

      ネットショップにいち早く取り組んだ高知のアパレル企業「MIDLAND SHIP」

      高知市旭町に店を構えるMIDLAND SHIP。こだわりの洋服やランニングギア、インテリア小物などが揃うお店だ。

      1950年に創業した貸衣装屋がその前身。

      以来、布団屋、家具や雑貨などを扱うライフスタイルショップ、こだわりのアパレルブランドを扱うセレクトショップと、少しずつ形を変えながら営業を続けてきた。

      今回、MIDLAND SHIPが20年以上前から取り組むネットショップなど、インターネットを活用した販売促進のための取り組みを伺った。

      取材に対応してくださったのは、溝渕 康介社長(右)と溝渕 貴彦専務(左)。

      貴彦さん:当時、HPやネットショップを開設したのは、ネットで売っていこうというためのものではなく、取引先にうちのお店を知ってもらうためのツールとしてだったんです。田舎のセレクトショップでは、ブランドに相手にされなくて、そこでうちのお店はこだわりのセレクトで、こんな商品を扱ってるんですとPRする必要があった。ネットショップを開設して、充実させていくことで段々と商談がつながり、今ではブランドの方から声をかけていただくまでになりました。

      康介さん:きっかけはそうだったんですが、今となっては日本全国に私たちの商品を待ってくれているお客様がいる状況。自分たちの強みである、「人とは違う」こだわりのラインナップで大手とは一線を画するお店づくりを年々強化していっています。

      20年前というと、今のようにネットショッピングを気軽に楽しむような時代ではなかった。それだけに、新しいことを始めるのには不安もあったはずだ。

      貴彦さん:必要性に駆られてスタートし、手探りでここまできました。まだまだできることはあると思います。自社のネットショップのほか、Amazonや楽天などのショッピングモールへの出店、アプリを開発して、スマートフォンから見やすいビジュアルをいかに表示できるかなどにも取り組んでいます。時代の変化を敏感に感じながら、それに応じた販売チャネルを持つことが今後も鍵になると思います。

      康介さん:新しいことに挑戦することはとても孤独な反面、可能性に満ちています。これまでの弊社の歴史を振り返ってみると、時代に合わせて少しずつ業態を変えて事業を継続してきた過去があります。現在に囚われず、これからもいろんなことに挑戦し、その結果をパッチワークのように繋ぎ合わせて新しいMIDLAND SHIPを作っていきたいです。

      デジタル化の波を上手く利用し、変化し続けていく姿勢が、新しい顧客の開拓につながっているMIDLAND SHIP。

      創業から70年を超えて、成熟とともに革新を併せ持つ姿に今後も目が離せない。

       

      県内企業のデジタル化を銀行も支援

      四国銀行では、MIDLAND SHIPのようにデジタル化に取り組む企業を積極的に支援しようと、「ビッグアドバンス」というサービスを提供している。

      お話を伺ったのは、四国銀行営業統括部の高野建二さん。

      高野さん:ビッグアドバンスは、会員になってくださった法人のお客様にビジネスマッチングやクラウドサービス、社内チャット、災害時の安否確認システムなど複合的なサービスを提供するものです。ビジネスマッチングにおいては、よく聞くクラウドサービスとは異なり、行員が全ての段階でサポートしますので、登録したけど何も起こらなかったということはありません。

      最近では、業務上のやりとりを無料のチャットツール上で行うということもよく聞く。その場合、仕事とプライベートの切り分けが難しく、煩わしく感じる人もいるだろう。

      高野さん:会社として、日常使用しているツールのセキュリティも重要視していただきたいところです。安全なツールを使用して、社内でコミュニケーションをとるために、もしくは、災害時に社員の安否を効率的に確認するため、とビッグアドバンスを導入してくださる企業さんもいらっしゃいます。

      企業によって様々な活用の仕方があるビッグアドバンス。デジタル化をもう一段推し進めることで、効率的かつ安全にビジネスチャンスが広がりそうだ。

      暮らしもそうだが、仕事においてデジタル化がますます重要となってきている昨今。こうしたサービスを利用して、新しい仕事の進め方に挑戦したい。

       

      MIDLAND SHIP

      住所:高知市旭町2-1
      電話:088-820-6500
      営業時間:午前10時~午後8時
      定休日:なし
      駐車場:10台/店舗東へ50m
      ホームページ:https://midlandship.jp/

       

      文/長野春子