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この情報は2018年8月11日時点の情報となります。
高知県立のいち動物公園の人気者で”動かない鳥”として有名な「ハシビロコウ」。ハシビロコウって、動かないはずだよね…?
日本各地の動物園で人気の動かない鳥「ハシビロコウ」。四国では唯一、香南市にある「高知県立のいち動物公園」で飼育されている。
動かないはずなのに、のいち動物公園のハシビロコウは「意外に動いている…」という噂を耳にした取材班は、のいち動物公園に取材を申し込んでみた。
記者:「ハシビロコウを撮影させていただきたいのですが。」
のいち動物公園:「いいですけど、うちのハシビロコウは結構動きますよ。」
記者:「あっ、そうなんですか…」
やはり、噂は本当なのか。半信半疑のまま、取材班はのいち動物公園へ急行した。
のいち動物公園では、オスの「ささ」とメスの「はるる」という2羽のハシビロコウが飼育されている。
この日は室内で「はるる」、屋外で「ささ」の様子を見ることができた。
飼育員の笠木さんとメスの「はるる」
ハシビロコウの飼育員 笠木さんにハシビロコウについてお話を伺った。
記者:「本日、撮影させていただきます!よろしくお願いします。」
笠木さん:「こちらこそ。でも、うちの子たち、よく動きますよ。」
やっぱりだ。
飼育員さんが言うのだから、これは間違いなさそう。
記者:「ところで、ハシビロコウは普段何を食べているんですか?」
笠木さん:「20cmほどの大きさのニジマスを2~3匹くらいですね。1日で。」
記者:「えっ、1日でそれだけ!?」
笠木さん:「エサを置いていてもなかなか食べてくれないときもありますよ。」
オスの「ささ」は体長120cm、体重6.5kgほど。大きな鳥にしてはかなりの小食だ。
動かないからお腹が空かないのだろうか。
寝床の鳥舎から外に出てきたオスの「ささ」。しばし観察してみる。
なかなかのイケメンだ。
そして、次の瞬間…
飛んだ!!
記者の目の前に着地。
お気に入りの場所なのだろうか。キョロキョロしながら様子をうかがっている。
その後も、頻繁にではないが翼を広げて飛び回ったり、水辺で水を飲んだりと活発に動き回る「ささ」。
確かに動きは遅いが、あまりに普通に動くので「動かない鳥」ということをすっかり忘れてしまいそうになる。
この興奮を読者に伝えたい。
そう思った取材班はタイムラプスでハシビロコウを撮影することを決意する。
タイムラプスとは一定間隔で撮影した静止画をつなげて動画に編集した、言わば「早回し動画」。
10秒間隔で360回、合計1時間撮影したタイムラプス映像がこちら。
縦横無尽に動き回る「ささ」の様子がお分かりいただけただろうか。
「他の動物園のハシビロコウも普通に動くのでは…」と思った方もいるのではないだろうか。
取材班は東京・上野動物園のハシビロコウの様子も確かめに行ってみた。
凛々しい表情を見せる上野動物園のハシビロコウ。
その1分後…
動いたのは、首だけ!
やはり、のいち動物公園のハシビロコウの積極的な動きは特別のようだ。
この夏休み期間中、のいち動物公園ではハシビロコウに着目した特別企画展が開催されている。
他の動物園ではなかなか見られない動き回るハシビロコウは必見だ。
高知県立のいち動物公園
住所:高知県香南市野市町大谷738
電話:0887-56-3500
開園時間 : 午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
休園日 : 毎週月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日〜1月1日)
入園料:大人 460円、18歳未満・高校生以下 無料
※団体(有料20名以上) 360円
HP:http://www.noichizoo.or.jp/