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【高知グルメ】「珈琲の魅力を伝えたい」薬剤師でもある店主の想いが詰まった「気ままに珈琲」ほっとこうちオススメ情報
この情報は2018年6月29日時点の情報となります。
高知市から車で約1時間40分の場所にある高知県仁淀川町長者(ちょうじゃ)地区。
大イチョウや棚田をはじめ、あちらこちらに歴史を感じることのできるこの地区を高知の女性デュオ「スーパーバンド。」のゴッチが紹介するぞ。
Contents
高知市から車でおよそ1時間40分!
今回、仁淀川町の長者地区にやって来た高知の女性デュオ「スーパーバンド。」のゴッチ。
天気はあいにくの雨だが、むしろ霧がかったこの風景になんとも言えない趣きを感じてしまう。
遠くから見ても風情ある風景だが、近くで見ると視界一面棚田ばかりの圧倒的なスケール感!
なんでも、この長者の石垣棚田は400年以上の歴史があると言われており、その数なんと600枚!
この長者地区には、集落を守るように巨木がそびえ立っている。
樹齢1200年にもなるこの木は「長者の大イチョウ」と呼ばれ、古くからこの集落の人々を見守り続けている。
また、このイチョウの木は現在は15mほどの高さだが、かつては三本立ちでその高さはなんと40mもあったという。
江戸時代にはその一幹をすぐそばにあるお堂の改築用材に使用されたり、雷や火災の影響もあったせいで現在の高さになったが、今は県の天然記念物に指定されており、大切に保護されている。
今日の目玉は長者地区の大イチョウのすぐ向かいに佇むお店「農家レストラン だんだんの里」!
このお店は、地元の女性グループによって運営されていて、テラス席では目の前に広がる風景を眺めながら食事を楽しむことができる。
こちらで頂けるメニューを少し紹介しよう。
まずは「うどん」。
きつねとかまぼこが乗って350円と、とってもリーズナブル!
次に日替わりの「だんだんランチ」。
小鉢4品にメインのカツ、吸い物、漬物、白ごはんがついて嬉しいお値段。
そして、ゴッチが頂くメニューはこちら!
店イチオシの「星ヶ窪カレー」!
えぇ!?カレーだけでなくサラダがついて500円…!?
かぼちゃになす、ピーマン、そして星型にカットされた人参がカレーに彩りを添えている。
ところでこの星型の人参と「星ヶ窪カレー」という名前は、長者地区から車で30分ほどの「星ヶ窪」という場所に由来している。
「星ヶ窪」ではその昔、隕石が落ちてクレーターになったという伝説が残っていて、
ご飯の真ん中のカレールーは、クレーターにできた池を表現しているのだ!
現在は高原のキャンプ場になっている「星ヶ窪」。
昭和30年ごろまでは草競馬が行われており、
最盛期には2万人もの観客を集めるほど人気のあった西日本一の草競馬だったという。
今でこそ耕作放棄地が多くなってしまった長者地区だが、草競馬場とともに昔は多くの人で賑わっていたという。
ちなみに「だんだんの里」の「だんだん」という言葉。
段々畑の「だんだん」の意味もあるが、地元で別れ際に使われていた「ありがとう、また明日ね」という意味をもつ「だんだんよ」という方言の意味も込められているのだという。
響きもかわいらしく、優しい意味のこの言葉。
ぜひ末永く語り継いでいって欲しい。
それではみなさま、「だんだんよ~」。
■農家レストラン だんだんの里
住所:吾川郡仁淀川町長者乙2546-11
電話番号:0889-32-1833
営業時間:9:00~15:00
定休日:月・水・金(※土日も不定休あり、要電話問い合わせ)
※情報提供※ テレビ高知
文/大山祐司