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この情報は2017年9月23日時点の情報となります。
高知県には坂本龍馬にまつわるさまざまな博物館がある。その中でも『龍馬の生まれたまち記念館』は、龍馬の姉の目線で楽しめる場所。幕末マニア必見です。
高知県内全域を舞台に開催中の『志国高知 幕末維新博』。今年、江戸幕府が政権を朝廷に返上した「大政奉還」から150年になること、そして来年「明治維新」から150年となることを記念した催しだ。
メイン会場の「高知県立坂本龍馬記念館」を始め、幕末マニアが見ればヨダレが出ること間違いなしな施設がここ高知県には多数存在する。
その中で、他とは違った目線で楽しむことができるのが、『高知市立龍馬の生まれたまち記念館』だろう。
高知市の中心街からとさでんで10分程度のところ。龍馬の生誕地、上町地区に『生まれたまち記念館』は存在する。
ここでは龍馬の幼少期から青年期までの生きざまに触れることができるのだが、記者的にオススメしたいのは、一階フロアで展開される「乙女のナビゲーション」だ。
「乙女? もしかして、かわいい女の子が案内してくれるの?」と思った人もいるかもしれないが……。
ルートを進むと、3体の銅像がお出迎え。右から近藤長次郎、坂本龍馬、そして龍馬の姉の坂本「乙女」だ。
武術や剣術に優れていたとされている乙女。高知の女性は今でも「はちきん」などと呼ばれ男勝りで知られているが、それは昔も変わらなかったのだろうか。
彼女は龍馬の良き理解者であったそうで、銅像を見ても非常に勇ましい顔つきである。
さて、上でも述べたがこの施設が面白いのは、龍馬の幼少期にフォーカスされているところ。
幕末の志士に至るまで、いかにして精神的なバックボーンが育てられたのかを、ジオラマや書物などで知ることができる。
たとえば、ここ上町は郭中(かちゅう)の外にあったそう。郭中とはかつて存在した、高知城の周辺に家臣を集め住まわせてつくった武士の住宅街のことで、堀などで外部の町家と区別されていたのだ。
そして、武士専門の住宅街ではなかった影響で、上町には医師や商人、職人など、多くの人が暮らしていた。そんな環境の中で育ったことが、龍馬の「古い慣習にとらわれず、広い世界を見る目」を養ったとか。
通路には作家たちの作品がずらり。
通路を進むと、坂本家の離れをイメージしたスペースが登場。右半分はあがることができ、龍馬・乙女と記念撮影することもできる。
こちらは龍馬にあてたメッセージを書くことができるノート。「龍馬伝見てから歴史が好きになりました!」といった声から、「開国してくれてありがとう!」など、歴史を正しく理解していなそう(?)なものまで。
ぜひとも後者の女の子には、歴史の勉強を頑張ってほしいものだが、龍馬自身も亡くなって180年経っても声が寄せられ続けるとは、思っていなかっただろう。
二階にあがると、当時の町並みを再現した模型。接写するとなかなかのリアリティだ。
志士としての龍馬だけではない、子供の頃の龍馬に会うのはいかがだろうか。
高知市立龍馬の生まれたまち記念館
住所:高知市上町2-6-33
電話番号:088-820-1115
※情報提供※ しらべぇ