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日本刀の製造技術にルーツあり!土佐打刃物の奥深さに触れる包丁づくり体験

       

この情報は2019年4月7日時点の情報となります。

高知県では2月から新たな観光キャンペーン「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」を開催中!
今回は須崎市で包丁の製造体験ができる「迫田刃物」をご紹介。

400年余の歴史をもつ土佐打刃物は、 日本刀を作る技術から生まれた自由鍛造で製造されています。

そんな伝統技法を継承し、昭和48年に創業した「迫田刃物」では、 土佐打刃物の製造・販売のほか、包丁製造体験も行っているということなので、早速行ってみました。

「迫田刃物」の創業者である迫田春義さんは、 “伝統工芸士”と“土佐の匠”に認定されています。

体験の工程を見せていただいた二代目の迫田剛さんは、 18歳の頃より日本有数の刃物店や研ぎ師の元で修行した後、 「迫田刃物」に戻り、その技術を高めてきました。

体験では、鉄と鋼を打ち合わせたものを約1000度の炉で熱し、打ち伸ばして大まかな形と厚さに整えます。

その後、柄になる部分をつくり、再度熱したら包丁の原型が完成。 「ここまでの工程を“火造り”といいます」と、剛さんが教えてくれました。

次に、グラインダーなどの切削工具を使い、刃物の形を整えていきます。

その後、熱した刃物を水の中に入れて急冷します。

「この工程は、焼き入れ・焼き戻しといって、温度管理が重要なんです。」と、剛さん。

温度管理を徹底すれば鋼の質を損なわず、 より高品質の包丁に仕上がるんだとか。

「鍛造技法が優れていても、砥ぎが不充分では本当に良い刃物はできません。」と剛さん。

ここから、水研機やグラインダーで粗研ぎして刃口の厚みを調整し、さらに磨きあげ、3つの砥石を使って丁寧に手研ぎします。

最後に、柄をつけたら包丁の完成です!

「“砥ぎ”を通して道具を大切にする心を伝えるため、手入れ方法も広めています。」と、剛さん。

希望により、包丁砥ぎ体験も可能だそうです。「毎日使うものだからこそ良いものを、長く愛用して欲しい。」と、話してくれました。

問い合わせ

迫田刃物

住所/高知県須崎市神田781
電話番号/0889-43-1907
体験時間/9:00〜15:00頃まで ※工程によって体験時間は変わります、要相談
体験料/包丁製造体験(2万円 ※1名〜受付可能) ※日程によっては体験を受付できない場合があるので体験日については要事前相談

※掲載されている情報は2019年1月現在のものです。


情報提供:高知県自然・体験型観光キャンペーン実行委員会

「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」特設サイト
https://kochi-experience.jp/

特設サイトには高知の大自然を満喫できるいろんな情報が満載!
心からリフレッシュして、明日へのパワーをチャージする旅をお楽しみください!

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